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投稿日:2018年2月28日
警告灯 意味 対処法 トラブル
警告灯 意味 対処法 トラブル
メーターパネルの警告灯・表示灯の意味と 点灯したときの対処法

※写真はハリアー(ターボ4WD車)
自動車を運転していると、メーターパネルの警告灯や表示灯が点灯することがあります。例えばシートベルトや半ドア、サイドブレーキや給油の警告灯を、目にしたことがある方も多いはずです。しかし、警告灯や表示灯には様々な種類があり、知らないランプが点灯すると「もしかして故障!?」とドキッとしてしまいますよね。
そこで今回は、トヨタモビリティ東京が警告灯・表示灯の意味と点灯したときの対処法を注意度別にご紹介します。警告灯・表示灯は、クルマの状態を知る大切なシグナルですが、すべてが故障というわけではありません。その意味を理解して、適切な処置をすることが大切です!
自動車を運転していると、メーターパネルの警告灯や表示灯が点灯することがあります。例えばシートベルトや半ドア、サイドブレーキや給油の警告灯を、目にしたことがある方も多いはずです。しかし、警告灯や表示灯には様々な種類があり、知らないランプが点灯すると「もしかして故障!?」とドキッとしてしまいますよね。
そこで今回は、トヨタモビリティ東京が警告灯・表示灯の意味と点灯したときの対処法を注意度別にご紹介します。警告灯・表示灯は、クルマの状態を知る大切なシグナルですが、すべてが故障というわけではありません。その意味を理解して、適切な処置をすることが大切です!
目次
そもそも警告灯・表示灯って何?
メーターパネルの警告灯・表示灯には、走行に関わる異常や故障を知らせるもののほか、ドライバーが正しい操作を行わなかった際の注意や警告などがあります。警告灯・表示灯には、様々な種類があるので悩んでしまいがちですが、じつは国際規格(ISO)で記号や色が決められていて、トヨタ車をはじめとした国産車はもちろん、輸入車も同じなのです。 だから一度覚えてしまえば、クルマを乗り換えても安心です!

点灯する色で緊急性がわかる!「赤色=危険」「黄色=注意」「緑色=安全」
警告灯・表示灯のマークの色は、国際規格(ISO)で「赤色」「黄色」「緑色」の3色に決まっています。そして、点灯する色によって緊急性が異なります。赤色は「危険」を表し、重大な故障(または重大な故障を引き起こす原因)があることを示しています。赤色の警告灯が点灯したら速やかに安全な場所に停車し、すぐに点検・修理を行いましょう。一方で緑色は「安全」を示すので、点灯しても特に点検・修理をする必要はありません。そして、おそらく警告灯のなかで最も目にする黄色は「注意」を示し、緊急停車する程ではないものの、すみやかに点検が必要です。まずは、すべての警告灯・表示灯が危険なわけではないということを覚えておきましょう。
チェックポイント
・赤色に点灯したらすぐに停車、販売店やロードサービスに連絡しましょう!
・黄色に点灯したら警告灯の種類を確認、走行を控えて早めに販売店に相談しましょう!
・緑色の点灯は安全のサイン、走行に支障はないので安心してください!
・赤色に点灯したらすぐに停車、販売店やロードサービスに連絡しましょう!
・黄色に点灯したら警告灯の種類を確認、走行を控えて早めに販売店に相談しましょう!
・緑色の点灯は安全のサイン、走行に支障はないので安心してください!
エンジンONにすると、すべての警告灯・表示灯が点灯するのは異常?

※写真はハリアー(ターボ4WD車)
自動車に乗ってエンジンをONにすると、最初にメーターパネルの警告灯・表示灯がすべて点灯します。これは「故障」ではないのでご安心ください。ちなみにメーターパネルのランプがすべて点灯する理由は、電球の球切れやランプ自体のシステム不良を確認するためです。そこで乗車してエンジンをONにしたら、すべてのランプが点灯することを確認しましょう。もし、すべてが点灯しない場合は、クルマの状態を知らせてくれる警告灯・表示灯自体に問題が発生している可能性もあるので危険です!また、時間が経過しても消灯しない場合も故障の可能性があるので、早めにトヨタモビリティ東京までご相談ください。
ドライバーや同乗者に危険を知らせる、基本操作に関する警告灯・表示灯
こちらで紹介する警告灯・表示灯は、点灯したまま走行しても故障や走行不能に陥ることはありません。普段からクルマに乗り慣れている方なら目にすることも多い警告灯だと思いますが、ドライバーや同乗者の安全のため注意を促すサインです。
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シートベルト非装着警告灯エンジンスイッチがONの状態で、運転席または助手席のシートベルトが装着されていないと点灯します。安全運転のため、走行前に必ずシートベルトを装着してください。ちなみに現在は運転席および助手席のシートベルトを締めずに走行するとシートベルト非装着警告灯が点灯しますが、2020年9月以降の新型車は後部座席も含めた全席にシートベルト非装着警告灯を装着することが義務化されます。法律上は、後部座席も必ずシートベルトを締めなければいけないので、シートベルト非装着蛍光灯の点灯にかかわらず必ず締めるようにしましょう。
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料残量警告灯燃料が少なくなると点灯する警告灯です。上り坂や下り坂、カーブではタンク内のガソリンが偏るので早めに点灯することがあります。点灯したら早めに給油してください。特に高速道路では、ガソリンスタンドまで100km以上あるケースもあるので、警告灯にかかわらずメーターが減ってきたら給油が鉄則です! ちなみに高速道路でのガス欠による停車は、道路交通法第75条の10(自動車の運転者の遵守事項)の違反にあたり、原則2点の原点&普通車で9,000円の罰金が科せられます。
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半ドア警告灯運転席や助手席、後部座席、バックドアなど、いずれかのドアが閉まっていないときに点灯します。点灯したまま走行すると、走行中にドアが開いて人や荷物が落下する恐れがありますので、点灯したまま走行せずに必ずドアがきちんと閉まっているか確認をしてください。
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ウォッシャー液警告灯ウォッシャー液が不足すると点灯します。ウォッシャー液が不足したことですぐに故障や事故になることはありませんが、窓ガラスが汚れたときに洗浄できないので早めに補充しましょう。ウォッシャー液を補充すると警告灯が消灯します。ウォッシャー液の量は、警告灯のほか、エンジンルーム内のタンクでも確認できるので、半分以下になっているようなら早めに補充しましょう。
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スリップ表示灯雨で濡れた路面や砂利道、急カーブなどでタイヤがスリップし、TRC(Traction Control:トラクションコントロール)・VSC(Vehicle Stability Control:車両安定制御システム)・ABS(Anti-lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)・ヒルスタートアシストコントロールなどが作動しているときに点灯します。悪路を走行しているときに一時的に点灯するのは正常ですのでご安心ください。ただし、通常走行時に点灯し続ける場合は、故障の可能性もありますのでトヨタモビリティ東京までご相談ください。
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セキュリティ表示灯盗難防止装置「イモビライザー」が作動しているときに点灯します。登録された電子キーでエンジンを始動すると、イモビライザーが解除されて消灯します。もし点灯や点滅を続ける場合は、トヨタモビリティ東京にご相談ください。また、「停車中にセキュリティ表示灯が光っているけど大丈夫?」「停車中、常に点灯しているけどバッテリーは上がらない?」といったご相談もありますが、停車中はイモビライザーが働いているので常に点灯します。また、セキュリティ表示灯は微量な電気で作動しているので、バッテリーが上がる心配もありませんのでご安心ください。
重大な事故には直結しないが、早めに点検すべき警告灯
クルマの異常が発生した際に点灯する警告灯の中でも、比較的緊急性の低いものをまとめました。黄色の警告灯は、すぐに重大な故障や事故になる可能性は低いですが、なにかしらクルマに異常がある状態なので早めに点検・修理しましょう。
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ABS&ブレーキアシスト警告灯急ブレーキをかけたときにタイヤがロック(回転がとまる)することを防ぎ、車両安定性を高める「ABS(Anti-lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)」、そのほかブレーキアシストシステムに異常があると点灯します。通常のブレーキ性能は確保されていますが、万が一のときにABS&ブレーキアシストシステムが作動しない可能性もあるので、点灯したら早めにトヨタモビリティ東京にご相談ください。
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ブレーキ警告灯(黄)
電子制御ブレーキシステムの異常を知らせる警告灯です。すぐにブレーキが効かなくなるということはありませんが、そのまま放置すると事故につながる可能性もありますので早めに点検・修理を行ってください。また、同じブレーキ警告灯でも赤色に点灯した場合は緊急性が高いので、すぐにクルマを止めてお近くのトヨタモビリティ東京までご連絡ください。
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エンジン警告灯エンジンまたはトランスミッションシステムなどに異常があると点灯します。クルマには、たくさんのセンサーが設置されていますが、そのいずれかで異常が検出されるとエンジン警告灯でお知らせします。点灯する理由は、吸排気の異常や点火の不具合など様々なので、一般の方が原因を追求することは困難。重大なトラブルにつながる可能性もあるので、警告灯が点灯したらすぐにトヨタモビリティ東京にご相談ください。
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水温警告灯(青)エンジンの冷却水(クーラント)の温度が低いと点灯します。外気温が低いときなどは、すぐに走行せずエンジンを暖気してから走行するようにしましょう。十分に暖気をしても警告灯が消えない場合は、トヨタモビリティ東京にご相談ください。青色表示のほか、赤色表示される場合もあります。赤色は、冷却水の温度が高く、緊急性が高いので要注意です。
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フューエルフィルター警告灯エンジンがかかっている状態で、フューエルフィルター内に水分が混入すると点灯します。フューエルタンクからエンジンに燃料を送るフューエルポンプが焼付き、故障する恐れがあるので極力走行は控えて点検・修理を行いましょう。こちらの警告灯は、ディーゼル車のみで、ガソリン車には装備されていません。
点灯したらすぐにクルマを停止!緊急性の高い警告灯
告灯の中でも赤色に点灯するものは緊急性が高く、すぐに点検・修理が必要です。もし走行中に点灯した場合は、すぐに停車し、販売店やロードサービスに連絡しましょう。
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ブレーキ警告灯(赤)パーキングブレーキが効いている状態、ブレーキフルード不足、ブレーキ系統の異常など、ブレーキが故障したときに点灯します。パーキングブレーキを解除して警告灯が消灯するようなら正常ですので、そのまま走行していただいて問題ありません。パーキングブレーキを解除しても消灯しない場合は、走行中にブレーキが効かなくなるといった重大な故障の可能性もあるので、すぐに停車してトヨタモビリティ東京にご相談ください。
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SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯SRSエアバッグまたはプリテンショナー(乗員をシートに固定させるために5~10cm程ベルトを強制的に巻き上げる装置)付きシートベルトに異常が発生すると点灯します。走行自体は問題ありませんが、事故が発生したときにエアバッグが作動しない、また走行中に急にエアバッグが開く可能性もありますので、できるだけ早く点検・修理してください。
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充電警告灯「バッテリーランプ」「バッテリー警告灯」とも呼ばれ、バッテリー本体のほか充電系統(オルタネーターやベルトなど)に異常が発生したときに点灯します。クルマは、正常であればエンジンで走行しているときに発電し、バッテリーを充電します。しかし、充電警告灯が点灯しているときは十分に発電していない恐れがあります。バッテリーの充電がなくなると、いつエンジンが停止するか分かりません。エンジンが停止するとブレーキやパワーステアリングがほとんど効かなくなり大変危険です。警告灯が点灯したらすぐに安全な場所に停車し、お近くにトヨタモビリティ東京にご連絡ください。
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油圧警告灯エンジンがかかっている状態で、エンジンオイルの圧力に異常が発生すると点灯します。そのまま走行すると、エンジンが焼き付いて破損する恐れもあるので、すぐに停車してエンジンオイルの量を確認してください。もしエンジンオイルが減っているようなら補充しましょう。オイル漏れの可能性もありますので、クルマの下にオイルが漏れた跡がないかも確認してみてください。オイルを補充しても点灯しているようなら走行を中止し、お近くのトヨタモビリティ東京までご相談ください。
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排気温警告灯90年代後半以前のクルマに装着されている警告灯で、触媒装置(排気をきれいに浄化する装置)の温度が上昇すると点灯します。点灯したらすぐに停車しましょう。ちなみに新しいクルマでは、排気温上昇を防ぐ制御装備が一般的になり、排気温警告灯の装備義務はなくなっています。
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水温警告灯(赤)エンジンの冷却水(クーラント)の温度が高いときに点灯します。エンジンに深刻なダメージを与えるオーバーヒートの可能性があるので、点灯したらすぐに安全な場所に停車し、お近くのトヨタモビリティ東京にご連絡ください。
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AT警告灯AT(オートマチックトランスミッション)フルードの温度が上昇すると点灯します。温度が上昇するとシフト時のショックが大きくなったり、ギアポジションが変更できなくなったり、オーバーヒートで故障してしまうこともあるので、すぐに停車してボンネットを開けたまま警告灯が消えるまで冷却してください。もし警告灯が消えない場合は、トヨタモビリティ東京までご連絡ください。
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ハイブリッドシステム警告灯ハイブリッド車や電気自動車に装備されている警告灯で、ハイブリッドシステム自体の異常を検知すると点灯します。点灯したまま走行すると、突然運転操作不能に陥ったり、走行できなくなったり、重大な事故につながる可能性が高いので、すぐに安全な場所に停車してください。停車後は、走行せずにトヨタモビリティ東京にご相談ください。
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マスターウォーニングクルマの各システムに異常が発生すると点灯・点滅します。マスターウォーニングは、他の警告灯又は表示灯が点灯するか、マルチインフォメーションディスプレイ内に警告メッセージが表示されるときに同時に点灯、さらに警告内容によって同時にブザーが鳴ります。ただし、専用警告灯があるものは、マスターウォーニングと連動しない場合があります。マスターウォーニングは、緊急性が高い異常が発生したときに点灯するので、もし走行中に点灯したら速やかにクルマを停止し、走行を止めてトヨタモビリティ東京までご連絡ください。
車種やグレードによっても表示内容は異なります

※写真はアルファード(左:ガソリン車用 ※エアロボディ除く/右:ハイブリッド車 ※Executive Lounge除く)
ご説明した警告灯・表示灯は代表的なもので、そのほかにも様々な種類があります。車種や年式、グレード、オプションによっても表示内容が異なるのでご注意ください。例えば、ハイブリッド車や電気自動車、プラグインハイブリッド車などは「ハイブリッドシステム警告灯」がありますが、ガソリン車にはありません。愛車の警告灯や表示灯については、取扱説明書に記載されているのでご一読ください。
取扱説明書は、一般的に助手席前のグローブボックスに入っています。ただし、中古で買ったクルマの場合は取扱説明書がないという場合もあるでしょう。そのような場合は、トヨタのWEBサイトからダウンロードが可能です。もしわからなければ、トヨタモビリティ東京各店でもご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
ご説明した警告灯・表示灯は代表的なもので、そのほかにも様々な種類があります。車種や年式、グレード、オプションによっても表示内容が異なるのでご注意ください。例えば、ハイブリッド車や電気自動車、プラグインハイブリッド車などは「ハイブリッドシステム警告灯」がありますが、ガソリン車にはありません。愛車の警告灯や表示灯については、取扱説明書に記載されているのでご一読ください。
取扱説明書は、一般的に助手席前のグローブボックスに入っています。ただし、中古で買ったクルマの場合は取扱説明書がないという場合もあるでしょう。そのような場合は、トヨタのWEBサイトからダウンロードが可能です。もしわからなければ、トヨタモビリティ東京各店でもご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
これだけは理解しておこう!警告灯・表示灯のまとめ
急に警告灯や表示灯が点灯すると、どうしていいのかわからずにパニックになってしまうかもしれませんが、意味を理解していれば冷静に対処できるはずです。そこで最後に警告灯・表示灯の基本的な対処法のまとめです。種類も多くて迷いがちですが、基本は以下のように覚えておけば大丈夫! ただし、車種や年式、グレード、オプションによって異なるので確認が必要です。
チェックポイント
・エンジン始動直後、すべての警告灯が点灯するのは正常!
・エンジン始動後、警告灯がすべて消えれば正常!
・赤色=危険、黄色=注意、緑色=安全と覚えておく!
・赤色なら安全かつ速やかに停車、黄色でも運転は避ける!
・警告灯が点灯したら早めに整備・点検を行う!
・エンジン始動直後、すべての警告灯が点灯するのは正常!
・エンジン始動後、警告灯がすべて消えれば正常!
・赤色=危険、黄色=注意、緑色=安全と覚えておく!
・赤色なら安全かつ速やかに停車、黄色でも運転は避ける!
・警告灯が点灯したら早めに整備・点検を行う!
警告灯が点灯!?故障かなと思ったらトヨタモビリティ東京へ
警告灯が点灯して、故障かな?と感じたらお気軽にトヨタモビリティ東京にご相談ください! トヨタモビリティ東京は、定期点検や車検整備、修理など年間91万台の修理実績があり、定期点検では熟練エンジニアが2人1組みでスピーディかつ確実な作業をお約束します。
また、車検や定期点検のほか、プロの目による安心点検「プロケア10」などのメンテナンスメニューも充実していますので、ちょっとしたことでも不安があればお気軽にご相談ください。トヨタ車を知り尽くしたスタッフが皆様の安全安心なカーライフをお守りします!
また、車検や定期点検のほか、プロの目による安心点検「プロケア10」などのメンテナンスメニューも充実していますので、ちょっとしたことでも不安があればお気軽にご相談ください。トヨタ車を知り尽くしたスタッフが皆様の安全安心なカーライフをお守りします!
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