免許を取っていよいよドライブ・・・
そんな初めてのドライブの心強い味方が、黄色と緑の「初心者マーク」です。

今回の記事は、運転初心者の方がクルマに付ける「初心者マーク」について解説させていただきます。
初心者マークとは何かをはじめ、表示期間・種類、表示する位置や法律など、詳しく紹介いたします。
また、そのほかの表示ステッカーやクルマに付けて良いシール・ステッカー、フィルムについても説明しています。

免許取り立ての方、運転初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

初心者マークの正式名称は、「初心運転者標識」です。
その見た目から、若葉マークと呼ばれることもあります。

まだ運転に慣れていないことを周囲の走行車に伝えるための標識で、免許所有歴が通算1年未満の運転者は、運転する場合に表示しなければなりません。

意外と知らない初心者マークについて、詳しく紹介いたします。

運転免許取得から1年に達さないうちは、表示が義務付けられている初心者マークには、マグネットタイプ、吸盤タイプ、ステッカータイプの3種類があります。

それぞれ特徴やメリット・デメリットを紹介しますので、ご自身に合ったものを選んで取り付けてください。

マグネットタイプは、マークの裏側が磁石になっています。
鉄製のボディにピタッと簡単に貼り付けられ、繰り返し使えることが特徴です。
ボディが鉄製でないアルミニウムや樹脂製の場合は、取り付けることができません。

免許取りたての初心者の方が家族とクルマをシェアする場合など、付けたり外したりを頻繁にする方におすすめです。

また、長期間の使用で磁力が弱まった場合や雨や雪の多い地域にお住まいの方は、走行中に外れる可能性がありますのでご注意ください。

吸盤タイプは、ガラス面に吸盤を使ってマークを貼り付けます。
クルマの外側ではなく内側に貼り付けるので、なくす心配がありません。
ボディの種類を選ばないことも魅力と言えます。

ガラス面に貼り付けるため、ボディの小傷や日焼けが気になる方にもおすすめです。

ガラス面に取り付ける吸盤タイプは、後方のガラス（バックドアガラス）専用です。
前方のガラス（フロントガラス）やフロントドアガラス（前席の窓ガラス）への取り付けは道路運送車両法違反になるのでご注意ください。
また、夏場の温度上昇で吸盤が柔らかくなったり、冬場の温度低下で吸盤が硬化した時に接着力が弱まる場合があります。

ステッカータイプは、クルマのボディに直接貼り付けて使います。
吸盤タイプと同様、ボディの種類を選ぶことなく取り付けられます。
しっかり固定できるので、走行中に外れにくく、安定して表示できることが特徴です。

高速道路や長距離の走行が多い方、マグネットタイプが貼り付けられない車種の方におすすめです。

のりが残ってしまうのが懸念点でしたが、最近はのりが残りにくいタイプや貼って剥がせる繰り返し使用できるタイプが販売されています。

初心者マークは、地上0.4m以上1.2m以下、車体の前方および後方から見やすい位置に表示してください。
前後両方に表示する必要がありますので、間違えないよう注意しましょう。

セダンタイプのクルマは、ボンネットやトランクルームの上だと周囲から認識しづらい場合があります。
また、後方への表示はルームミラーや目視で後ろを確認する際に邪魔にならない位置、かつ後方車が初心者マークをしっかりと認識できる場所に表示するよう気を付けてください。

初心者マークは、カー用品店やホームセンター、100円ショップ、ネット通販などさまざまな場所で購入が可能です。
ただし、購入先によって、価格や種類、耐久性、利便性などに差がありますので、選ぶ時には注意が必要です。

特にサイズについては、道路交通法で縦18.5cm×横11.6cmと定められています。
規格に適合しない商品を使用すると違反となる可能性がありますので、購入の際は必ずパッケージや商品説明を確認してください。
「道路交通法対応」や「JIS規格適合」などの、表記があるものを選べば安心です。

ここまでは、初心者マークをはじめ、運転者が表示するべきマークについて解説させていただきました。

そのほかにも、愛車にオリジナリティを出したいユーザーにとって、シール・ステッカー、フィルムは手軽に楽しめるカスタムとして人気があります。

どんなオプションをつけたらいいか相談しながら決めたい方、実際のおクルマを確認したい方は、ぜひお気軽にご来店もお待ちしております。

クルマに詳しいスタッフが、お客さまのニーズに合わせた車種、オプションのご提案をさせていただきます。
また、実際に体感してみて気が付くこともございますので、ぜひ試乗予約もご利用ください。

また、オプション・用品をつけるほかにも、シールやステッカー、フィルムで気軽にカスタマイズを楽しむのもおすすめです。

自分の好きなメーカーやブランドのロゴ、キャラクターのシール・ステッカーを貼っているクルマを、皆さまもよく街で見かけるのではないでしょうか？

クルマには、納車時に貼られているステッカーがあります。
「検査標章（車検ステッカー）」「点検整備済ステッカー」です。

「検査標章（車検ステッカー）」は、車検切れのまま運転しないように促す役割を担っています。
運転席側上部の車両中心から可能な限り遠い位置に貼ることが義務付けられており、剝がしたまま公道を走行すると道路運送車両法違反となり、50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
ステッカーは表と裏の両面から見えるようになっていて、表面には車検の有効期間、裏面には車検証の有効期間が満了する日が記載されています。

「点検整備済ステッカー」は、法定点検を受けた時期を示すもので、次回の点検時期を知らせる役割を持ちます。
丸い見た目から「ダイヤルステッカー」と呼ばれることもあります。
表面には次回の点検日、裏面には点検を実施した年月日や整備事業者名、次回の点検月が記載されています。
貼付けは義務ではありませんが、期限切れのものを貼っている場合は道路運送車両法違反（保安基準不適合）となります。（※法定点検はクルマの使用者の義務です）

また、以前は納車時に貼られていた「自動車保管場所標章（車庫証明ステッカー）」や、「エコカー関連のステッカー」は現在廃止されています。

「自動車保管場所標章（車庫証明ステッカー）」は、車の保管場所が確保されていることを証明するシールでしたが、2025年4月1日から廃止になりました。
警察のシステム進化により、ナンバープレート情報から保管場所を照会できるようになったからです。
ステッカーは廃止されましたが、車庫証明制度自体は継続されています。
車の購入時や保管場所の変更時には、これまで通り申請が必要なのでご注意ください。

リヤガラスに貼られていた「燃費基準達成車・低排出ガス車のステッカー」は、2021年4月以降の新規生産車から順次廃止となっています。
燃費基準の表示等は、自社のウェブサイトやカタログに掲載すれば問題なしとなったためです。

前述のとおり、法律で義務付けられているのは「検査標章（車検ステッカー）」です。（2025年11月現在）
「検査標章（車検ステッカー）」は、運転席側上部の車両中心から可能な限り遠い位置に貼ることが定められているので、「点検整備済ステッカー」を貼る場合は視界が遮らないよう反対側がベストと言えます。

また、検査標章（車検ステッカー）や点検整備済ステッカー（期限内のもの）はフロントガラスに貼ることが認められていますが、認められているもの以外のシール・ステッカーの貼付けは道路運送車両法違反（保安基準不適合）となります。
ドライブレコーダーやETCのアンテナは貼付けが認められていますが、場所について細かく範囲が決められています。
  ※2025年12月時点の情報となります

このように、フロントガラスや運転席・助手席の視界を妨げる行為は、不正改造に該当します。
当然車検も通りませんし、不正改造とみなされた場合は6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
吸盤タイプの初心者マークはもちろん、よく見かける吸盤タイプのお守りを前面ガラス（フロントガラス）及び側面ガラス（フロントドアガラス・クォーターガラス）に貼り付けることも禁止行為となりますのでご注意ください。

シール・ステッカー以外にも、カーフィルムなどを貼り付け、前面ガラス（フロントガラス）及び側面ガラス（フロントドアガラス・クォーターガラス）の可視光透過率が70%未満になることも法令違反です。
紫外線対策としてフィルムを貼る場合は、フィルム単体の可視光透過率ではなく、貼り付けた後の可視光線透過率に注意してください。

また、運転席からの視野を妨げなければ、ボディ、リヤウィンドウ、リヤクォーターガラス、後部座席の窓に関してはシール・ステッカー、フィルムを貼ることができます。
好きなメーカーやブランドのロゴやキャラクターを貼れば、手軽にオリジナリティあふれた車にカスタマイズできます。

近年のアウトドアブームで人気の、アウトドアブランドやフィッシィングメーカーなどのスタイリッシュなデザインのステッカーはカッコよくておすすめです。
小さなお子さまを乗せている方は、ベビーステッカーやチャイルドステッカーがドレスアップだけでなくほかのクルマへの注意を促すメッセージとなります。
あおり運転や車上荒らしを意識したドライブレコーダーのステッカーも、犯罪の抑止となるので人気です。

後部座席の窓やバックウインドウにステッカーを貼る場合は、後方の視認性が低下しないように、設置場所に注意をしましょう。また、窓の外側に貼る場合は、ワイパー使用時に剥がれてしまう可能性や、ワイパーゴムを痛めてしまい、払拭性能や寿命が低下してしまうこともあります。

ほかにも、ステッカーを貼る際は劣化によるボディの変色で跡がついてしまうことが考えられますので、紫外線があたる場所に駐車する機会が多い方は注意してください。
また、紫外線や雨風にさらされるステッカーは劣化しやすいので、耐光性・耐水性が優れている製品を選ぶようにしましょう。

トヨタモビリティ東京では、ステッカー等の貼付け場所のご相談はもちろん、ウィンドウフィルム施工についても承っております。
また、販売だけではなく、点検・整備、事故時の対応など、トータルでおクルマのご相談を承っております。

初めてのクルマ選びからご購入までのご相談はもちろん、幅広いサービスを提供しているトヨタモビリティ東京に、クルマに関するお悩み・お困りごとはぜひお任せください。

トヨタモビリティ東京はお客さまの「安心・安全なカーライフを」24時間365日サポートいたします。

緊急な事故・故障でサポートが必要な場合は、普段よりご利用いただいている店舗にお電話ください。
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特に運転初心者の方は、迅速かつ手厚いサポートがあれば安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。