
新型クラウン 2022年9月1日発売開始
海外自動車メーカーと技術提携しながら乗用車を生産していた1950年代の日本。その中でトヨタは純国産車にこだわり、1955年(昭和30年)に初代「トヨペット・クラウン」を発表しました。それから67年目という歳月を経て、2022年7月15日に16代目にあたる新型クラウンが登場しました。16代目となる新型クラウンは、これまでのセダンからクロスオーバーへスタイルを変え、さらに国内専用車からグローバルモデルとして世界のフラッグシップカーに生まれ変わります。そんなクラウンは、いつの時代もトヨタの最新技術が投入され、つねに最新であり、最先端のクルマでした。そのクラウンの歴史を紐解きます。
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HISTORY of CROWN
初代から15代目までのクラウンを振り返る
初代から15代目までのクラウンを振り返る

1955年に「トヨペット・クラウン」として産声をあげたクラウンの歴史。こちらでは、初代から先代モデルまでのクラウンを紹介いたします。
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1955年~
初代「トヨペット・クラウン」 初代トヨペット・クラウンの価格は101万4860円、当時の年間平均所得の約12.5倍という価格ながら裕福な一般ユーザー、乗り降りしやすい観音開きドアが好評でタクシー・ハイヤーとしても人気を博しました。特徴的な観音開きドアから初代トヨペット・クラウンは「観音開きクラウン」とも呼ばれています。また、トヨタの技術で生まれた純国産乗用車「トヨペット・クラウン」は、耐久性を実証するために「ロンドン〜東京5万キロドライブ」を敢行し、見事完走しています。 -
1962年~
2代目「トヨペット・クラウン」 1962年にデビューした2代目「トヨペット・クラウン」。世界的に流行していたボンネットとトランクがフラットな「フラットデッキスタイル」のほか、4灯式ヘッドライトを採用した近代的なルックスが特徴です。「涙目」と呼ばれるテールランプ一体式バックアップランプやトヨタの頭文字「T」をモチーフにしたジュラルミン製フロントグリルが与えられ、全長・全幅ともに当時の小型車枠(5ナンバー)ギリギリまで拡大。クラウンのトレードマークともいえる王冠のエンブレムは、この2代目から図案化されました。 -
1967年~
3代目「トヨペット・クラウン」 「日本の美」をテーマに先代よりも重心を下げ、全長を伸ばし、はじめてペリメーターフレームを採用したのが3代目「トヨペット・クラウン」です。以後、20年以上にわたり、クラウンはペリメーターフレームを採用します。また、タクシーやハイヤーなどの商用車・公用車のイメージが強かったクラウンですが、3代目では自家用車として人気の高い白いボディを前面に打ち出し、オーナードライバーの獲得にも力を入れたことも特徴のひとつでしょう。
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1971年~
4代目「クラウン」 1971年に登場した4代目は、正式名称から「トヨペット」の文字が消え、「クラウン」という車名となります。特徴は、フロントを絞り込んだ流線形の「スピンドル・シェイプ」です。その形から「クジラ・クラウン」という愛称でも親しまれています。また、2.6リッターエンジンを搭載した3ナンバー車も用意し、「クラウン=高級」というキャラクターを強めたモデルでもあります。1973年のマイナーチェンジでは、フロントフェイスなどのデザインを変更しています。 -
1974年~
5代目「クラウン」 先鋭的なスタイリングだった先代に変わり、直線基調の重厚感あるデザインを採用した1974年デビューの5代目「クラウン」。5代目からは最上級グレードに「ロイヤルサルーン」を追加し、そのほか2.6Lエンジンや4輪ディスクブレーキ、パワーステアリング、世界初のオーバードライブ付4速オートマチック・トランスミッションなど、現在のクルマに通じるメカニズムを採用しています。そのほかの基本的な部分は先代モデルと同様です。 -
1979年~
6代目「クラウン」 5代目の直線的なデザインを継承しつつ、より重厚感を増した1979年デビューの6代目「クラウン」。「ゆとりと信頼性、静寂性に優れた室内、省資源」をテーマにトヨタ初のターボエンジンを採用。そのほかにも電動ガラスサンルーフやパワーシート、クルーズコンピューター(消費燃料や平均速度などの表示)、デジタルメーター、オートエアコンなど、電子化が進んだモデルでもあります。ちなみに定番のツートンカラーを採用したのも6代目からです。
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1983年~
7代目「クラウン」 「いつかはクラウン」というキャッチコピーを採用し、パーソナルユースを前面に押し出した7代目「クラウン」。開発テーマは「世界最高級のプレステージサルーン」。7代目クラウンから2ドアハードトップが廃止され、ボディタイプは「4ドアハードトップ」「4ドアセダン」「ステーションワゴン」「バン」となります。また、14代目まで続いたスポーティグレード「アスリート」が初設定されたのも7代目からとなります。そのほか、「クリスタルピラー」を採用したエクステリアも特徴のひとつです。 -
1987年~
8代目「クラウン」 バブル景気に沸く1987年に登場し、爆発的なヒットを生み出したのが8代目「クラウン」です。7代目のコンセプトを継承しつつ、電子制御エアサスペンションやエレクトロマルチビジョン、ナビゲーションシステムの前身にあたる「CDインフォメーション」、日本初となる「トラクションコントロール(TRC)」などのハイテク装備を搭載。シャーシはクラウン伝統のペリメーターフルフレーム&ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用しています。 -
1991年~
9代目「クラウン」 1991年に登場した9代目「クラウン」は、当初ハードトップ系のみのデビューでした。セダンは8代目をマイナーチェンジする形で併売され、1995年に9代目へとフルモデルチェンジ。そのタイミングでタクシー向けの派生モデル「クラウン・コンフォート」が新設されます。また、アスリートに変わって追加されたグレード「ロイヤルツーリング」にクラウン初の電子制御5速オートマチック・トランスミッションが採用され、そのほかV8エンジンを搭載した派生車種「クラウン・マジェスタ」も登場。
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1995年~
10代目「クラウン」 先代マジェスタで採用したフルモノコックボディを全車標準採用し、現在のトヨタ車では当たり前となっている衝突安全ボディ(GOA)や車両安定制御システム(VSC)、前席エアバック標準装備、サイドエアバッグ設定、ブレーキアシストなど、飛躍的に安全性と環境性能を高めたモデルが10代目です。環境性能と動力性能に優れる連続可変バルブタイミング(VVT-i)搭載の新型エンジンや自発光式オプティトロンメーターなど、現代に近いパッケージとなっています。 -
1999年~
11代目「クラウン」 5代目から続くハードトップモデルを廃止し、衝突安全性の高い4ドアセダンがメインとなり、高級セダンというキャラクターを一層強めたモデルが1999年発売の11代目「クラウン」です。11代目では、スポーツモデルの「アスリート・シリーズ」が復活し、その中でも2.5リッターターボエンジンを搭載する「アスリートV」は当時自主規制いっぱいの280psを発揮しました。また、マイナーチェンジで世界初となるマイルドハイブリッドシステム(THS-M)を搭載したモデルも設定しています。 -
2003年
12代目「クラウン」 「かつて、このクルマはゴールだった。今、このクルマはスタートになる。」というキャッチフレーズと「ZERO CROWN(ゼロ クラウン)」という愛称で登場した12代目「クラウン」。シャーシ・エンジン・サスペンション・エクステリア・インテリアなどを一新。エンジンは直列6気筒からV型6気筒に変わり、ドライブトレインはシーケンシャルモード付6速オートマチック・トランスミッションに進化。新開発Nプラットフォームや減衰力制御付電子制御サスペンション(AVS)など最新技術が盛り込まれた意欲作。
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2008年~
13代目「クラウン」 先代ZERO CROWNの軽快なイメージはそのまま、縦長のヘッドライトや前後オーバーハングの延長などによってシャープなスタイリングを強調した13代目「クラウン」。11代目からマイルドハイブリッド仕様の設定はありましたが、13代目ではプリウスでも採用されているスプリット方式にハイブリッドシステム「THSII」を設定。衝突の危険からドライバーを守る「ドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティ・システム」世界初搭載をはじめ、統合車両安定制御システム(VDIM)など、最先端の安全装備も備えています。 -
2012年~
14代目「クラウン」 「CROWN Re BORN」というキャッチコピーや特別仕様車「ピンク・クラウン」をテレビCMで採用したことでも話題となった14代目「クラウン」。ガソリン車とハイブリッド車の2タイプを設定し、アスリート以外のモデルは3.5リッターエンジンを廃止し、2.5リッターエンジンに統一。グレードは、フォーマルな「ロイヤル・シリーズ」とスポーティな「アスリート・シリーズ」とシンプルな構成になりました。また、2015年に2.0リッターのターボエンジンを搭載した「アスリート-T」「アスリートS-T」「アスリートG-T」などを追加しています。 -
2018年~
15代目「クラウン」 2018年にトヨタ初のコネクティッドカーとして誕生した15代目「クラウン」。従来の「ロイヤル」「アスリート」を統合し、上級シリーズである「マジェスタ」を廃止。すべてユーザーに満足していただける1台に仕上げた挑戦的なモデルです。日本専用車として、国内の道路環境や文化、風土に最適化された日本人のために作られた究極のクラウンとも言えるでしょう。パワートレーンは、2リッターターボエンジンに加え、2.5リッターハイブリッド、そしてトヨタブランドとして初採用となる3.5LV6ハイブリッドユニットの3種類です。
DISCOVER YOUR CROWN.
2022.07.15 16代目クラウンデビュー
“革新”と“挑戦”、新時代のフラッグシップモデルへ
2022.07.15 16代目クラウンデビュー
“革新”と“挑戦”、新時代のフラッグシップモデルへ

16代目として、2022年7月15日にデビューした新型クラウン。そのテーマは『“革新”と“挑戦”』です。これまでのクラウンは、日本専用車として開発されてきましたが、新型はグローバルモデルとして世界のフラッグシップモデルとして登場。スタイリングも伝統的なセダンからクロスオーバーへ大胆に生まれ変わりました。まずエクステリアデザインですが、「どうすれば自分たちが欲しいセダンになるのか?これからの“高級”を再定義し、飾り立てないシンプルな意匠へ——。」という言葉がすべてを物語っています。グローバルモデルとして開発するにあたり、「高級車とは何か?」という基本に立ち返り、時代が求める高級車をゼロから構築。今までのクラウンにはないリフトアップスタイルを採用し、新時代のクラウンを創造しました。

リフトアップ
リフトアップは、運転者にとって視界が高くなり、運転しやすくなるというメリットがあります。また、助手席や後席に関しては、シート高を確保できるので、より自然な態勢で乗り降りができ、かつ室内空間も確保しやすいという特長があります。なによりも、そのスタイリングは従来のクラウンにはない斬新なものです。

スタイリング
リフトアップによるクロスオーバースタイルで一新されたクラウンのデザイン。それだけではなく、シンプルかつ上質さにこだわった内外装デザインも新型クラウンの特徴です。とくに大径タイヤ&ホイールは、今までのクラウンにはない挑戦的なスタイルと言ってもよいでしょう。

インテリア
全席を特等席にするインテリア。見た目だけじゃなく、提供する価値から各席を再定義することで、今までにない室内空間が生まれました。ドライバーの操作性はもちろん、包み込まれるような助手席、広々とした足元と圧迫感のない後席など、それぞれのシートは、利用するユーザーにとって特等席となっています。

フラッグシップの走り
先代クラウンはスポーティな味付けでしたが、新型クラウンではフラッグシップモデルに求められる上質でフラットな乗り心地、そしてリフトアップしてもセダンの走りにこだわって開発。自分で運転するときはアドレナリンが出るような高揚感、助手席や後席に座っているゲストに対してのおもてなしを両立しています。

圧倒的な静粛性
サスペンションやボディ、パワートレーンの組み合わせにより、ショーファーカーに求められる圧倒的な静粛性も新型クラウンの魅力です。ゆったりとスマートフォンを操作したり、本を読んだり、仕事をしたり、後席に座るお客様にとっても最高の空間が広がり、長年クラウンが築いてきた高級車としての価値を提供いたします。
新型クラウンを知る、スペシャルコンテンツ
GRADE
新型クラウンのグレード構成
新型クラウンのグレード構成

新型クラウンは、全7グレード構成となります。大きくわけて「RS」「G」「X」の3グレードにわかれ、グレードによって「Advanced」「レザーパッケージ」「Advanced レザーパッケージ」を設定。詳細な装備やオプションの違いについては、車種情報ページをご覧ください。
CROSSOVER RS
CROSSOVER RS Advanced
CROSSOVER G
CROSSOVER G レザーパッケージ
CROSSOVER G Advanced レザーパッケージ
CROSSOVER G Advanced
CROSSOVER X
CROSSOVER RS Advanced
CROSSOVER G
CROSSOVER G レザーパッケージ
CROSSOVER G Advanced レザーパッケージ
CROSSOVER G Advanced
CROSSOVER X
Toyota Mobility Tokyo
新型クラウンを買うならトヨタモビリティ東京へ
新型クラウンを買うならトヨタモビリティ東京へ

2022年7月15日、新しく生まれ変わった新型クラウン。購入をお考えの方は、お気軽にトヨタモビリティ東京までご相談ください。また、トヨタモビリティ東京では、新車・中古車問わず、購入からアフターサービスまで、皆様の素敵なカーライフのサポートをしております。新型クラウンはもちろん、こちらでご紹介した歴代クラウンの中古車もご用意しております。クラウンのことならトヨタモビリティ東京までご相談ください。