GRヤリスの重量配分。気になる結果は?
2021.02.07
引き続き今回のブログ担当も長山です。
前回の流れで測定機器の紹介からGRヤリスの重量を測定してみよう!ということで実際の車重と重量配分を確認してみました。
結果は…
赤い円のところで車両重量実測値で1270㎏‼
ガソリン残量が13リッターでしたので、なかなかいい値だと思います!
オレンジのラインがフロント重量、青いラインがリヤ重量となります。
前後バランスおよそ60:40!
測定車両はRZ“High performance”のカタログ値である59:41にかなり近い値でした!
バッテリーやインタークーラースプレー用タンクをリヤに配置するなど、トヨタ自動車が重量バランスにこだわっているだけのことはありますね。
そして、ここからはGR Tokyo Racingならではの測定に入っていきます。
重量がいいのはわかりました。でも、人が乗るとどうなるのか?
気になりませんか??
やってみました。
体重が60:40の割合で前後増加しています。
乗車したのはこの方…
エンジニアの吉村さん。意外と体重がある…
重量を見て思ったのが、人が乗っても前後のバランスが崩れることがなく60:40で配分されているということです。
人が乗る位置を計算して、最適な配分になるように設計されているのかなと思いました。
今後も新型車やご要望の車両があれば測定していきたいと思います。
それではまた次回をお楽しみに!
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GRヤリスでも使っている⁉GR Tokyo Racingで使っている測定機器のご紹介
2021.02.05
GR Tokyo Racingで使用している整備ストールにはこのような「謎の円」がマーキングがされています。
何のためのマーキングが分かりますか?
正解は「定盤(じょうばん)を置く場所」をペイントしてあります。
場所はGR Tokyo RacingのfactoryがあるGRガレージ東京三鷹の工場です!
今回のテーマは「チームで普段使っている測定機器」をご紹介いたします。
当チームではレーシングカーの製作時やアライメント測定時に「定盤」と「コーナーウェイトテスター」というものを使用しています。
実物はコチラ
定盤とは平面を出す板。コーナーウェイトテスターとはクルマの体重計とお考えください。
工場の床は平らになっているように思えて、実はデコボコしています。
特にサーキットでは駐車場で整備をする場合もあるので、デコボコなところでアライメント測定しても精度の高い測定ができません。そこで疑似的に平面を作り測定場所を作って同じ数値が出るようにしています。
冒頭にありました円は定盤をいつも同じ場所に置けるように記したもので、測定精度と作業効率を上げるためにマーキングしたものです。
また、定盤とコーナーウェイトテスタを組み合わせて使うことで前後の重量配分を測定したり、各タイヤごとの重量を測定することにより左右のコーナリングバランスを調整すること等ができます。
あれ?
これって、なんか動画で見たことある!って、思ったあなた。
さすがです!!
【GR YARIS】GR FACTORY Virtual TOUR - バーチャル工場見学【定盤】2:13~
実は、GRヤリスが製造されている、GR Factory でも同じことをしています。
「お客様が購入した状態でレースに出ることができるクルマ」をGR Tokyo Racingでも行っているんです!むしろレース業界での作業内容を生産の現場に取り入れたのがGR factoryという言い方が正しいかもしれませんね。
次回はこの定盤とコーナーウェイトテスタを使用してGRヤリスの重量配分を測定してみたいと思います!
お楽しみに!
今回のブログ担当はGR Tokyo Racingの長山でした。
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GRヤリス リジカラ適合作業
2021.01.30
前回のブログでチームで使用している「測定機器についてご紹介します。」とご案内したのですが、面白い商品の作業検証ができたので内容を変更してお届けしたいと思います。
「リジカラ」という商品をご存知ですか?
ちょっとコアな商品ですが、車のカスタマイズをされている方なら一度は耳にしたことがあるという方も多いはず。
以前からGRガレージ東京でも取り扱いをしていたのですが、今回新たにGR Tokyo RacingにてGRヤリス・ヤリスへのリジカラ商品設定にあたり、株式会社スプーン様の適合確認にご協力させていただきました。
リジカラを初めて知ったという方のために効果と原理についてご説明いたします。
車のサブフレームとボデーを締結するボルト穴は量産車の場合、組付け易さなどを考慮してボルトの径に対して大きめに作られています。
またプレス面であるサブフレームには締結面に微小なうねりが存在し、ボルトを規定トルクで締め付けたとしても面ズレが発生し、車が本来持つ剛性を発揮することができません。
そこでリジカラではボデーとサブフレーム間の締結部に挟み込むことにより、ボルト穴とボルトの隙間を埋めるとともにサブフレームプレス面のうねりを埋めることで面ズレを防止しボデーとサブフレームを強固に締結します。
これによる効果は車種により異なりますが振動や段差での突き上げ感の軽減、コーナリング時の修正舵低減など様々な効果が得られます。
GRヤリスへの適合作業は非常にスムーズに進み、取り付け時の注意点等についてもレクチャーを受けながら一箇所ずつ確認作業を進めていきます。
本来、作業効率向上のために設けられているクリアランスを狭めているため、場所によってはボルトが非常に入りにくくなっています。
また、ボルトの締め付けによりリジカラ自体も潰れるため通常とボルト締め付け時のトルク感も異なるため注意が必要です。
またGRヤリスだけでなく同時にヤリスにも適合確認作業を実施いたしました。
作業後にGRヤリスの試乗を実施しましたが、私個人の感想としてはステアリング操作初期の応答性が良くなりフロントの剛性感が増したように感じ、また特にリヤ側足回りの初期の動きが良くなり乗り心地も改善したように感じました。
試乗するまでは「本当に効果あるの?」と半信半疑でしたが結果としては「効果あり!」だと思います。
早ければ2月上旬には商品として設定されるそうなのでGRヤリス、ヤリスにお乗りの方は楽しみにしていてください。
もちろんGRガレージ東京各店にて取り扱いいたします。
またそれ以外の車種にも多数設定がありますので興味のある方はぜひご相談ください。
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What's GR Tokyo Racing? ~GR Tokyo Racingとは?~
2021.01.28
「GR Tokyo Racing」ってどんなチーム?
GR Tokyo Racingとはトヨタモビリティ東京の社内レーシングチームで、
ドライバー・レースメカニックも社員で構成されています。
なぜトヨタモビリティ東京はGR Tokyo Racingとしてレース参戦を行っているのか?
それはGRGarageを運営していくうえでモータースポーツ活動は欠かせないと
考えているからです。
もちろん会社の広報や人材育成、クルマファンづくり等役割は様々です。
レーシングチームがモータースポーツへ参戦し、極限の場所であるレースやラリーの
現場で得た技術やデータを GRGarageへフィードバック、より良いお店にする為に
行っている活動です。
この活動からの知見をお客様のお車のカスタマイズやメンテナンスに活かし、
最良のサービスを提供させていただいています。
またその他にもレースに参戦されるお客様の参戦サポートや走行イベントの開催などの活動も行っています。
このようにGRGarage東京は、お客様へモータースポーツから得たノウハウを武器に
カスタマイズ等様々な対応が可能ですのでお気軽にご相談ください 。
次回はレーシングチームが使用している測定機器のご紹介です!
お楽しみに!
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