

30年以上の経験を持つベテランだが、入社当時は女性の整備士が非常に少なく、決して順風満帆なスタートではなかった。「車いじりが好き」どんな時でも自分の信念を貫き、曲げなかった。工夫と努力を重ね、今年の4月から工場長という新たなステージへ。目標は常に高く、彼女の成長は続いていく。

目指すは“車のお医者さん”。
実家は電車の部品屋で、私自身お人形遊びをするよりプラモデルを組み立てる方が好きな子供でした。家の中にはネジなどが並んでいて、親に「お小遣いあげるからネジを組み立てて」と言われたこともあるくらいです。私はお小遣いなんかなくても喜んでやっていましたけど(笑)。高校生でバイクに乗り始めて整備(バイクいじり)に目覚めたあとは、もう自分の将来に迷うことはありませんでした。
自動車整備の学校を卒業した後は、就職活動をしても“女性”の“エンジニア”は門前払いでした。30年前の話ですから、当時の社会背景から考えれば当然といえば当然です。女性エンジニアのための更衣室もシャワー室もない、会社として体制自体がまだ整っていないのです。面接では「エンジニアではなくアドバイザーでお願いします」と何度も言われましたが私は諦めませんでした。夢は“車のお医者さん”になること。その情熱は今も心の真ん中で輝き続けています。
自動車整備の学校を卒業した後は、就職活動をしても“女性”の“エンジニア”は門前払いでした。30年前の話ですから、当時の社会背景から考えれば当然といえば当然です。女性エンジニアのための更衣室もシャワー室もない、会社として体制自体がまだ整っていないのです。面接では「エンジニアではなくアドバイザーでお願いします」と何度も言われましたが私は諦めませんでした。夢は“車のお医者さん”になること。その情熱は今も心の真ん中で輝き続けています。

考えることをやめず、前を向くことが大事。
内定をいただき念願のエンジニアとしての仕事が始まりましたが、当時は「女性でエンジニアだと大変だよね」と言われることもありました。それでも“工夫すれば何でもできる”と前向きな気持ちを忘れず、女性特有の小柄さを武器にするよう努めました。例えばトラックのクラッチも、隙間に手を入れ角度をつけて工具の持ち手を伸ばすと、とてもゆるい力でしめることができます。「硬い・重たいからできない」と仕事に“枠”を当てはめることはやめて、自分なりに考えることを続けたから今の自分があるのだと思います。
エンジニア時代に、若手の男の子に「ミッション、どちらが先におろせるかやってみませんか」と競争をもちかけられたことがあります。私が女性だから勝てると思っていたのでしょうね。勝負は私の圧勝(笑)。この30年で度胸と根性も一緒に鍛えられました。
エンジニア時代に、若手の男の子に「ミッション、どちらが先におろせるかやってみませんか」と競争をもちかけられたことがあります。私が女性だから勝てると思っていたのでしょうね。勝負は私の圧勝(笑)。この30年で度胸と根性も一緒に鍛えられました。

自分が嬉しかったことを人のために。
女性エンジニアは今では会社全体だと20人から30人います。先日社内の女性エンジニアを集めた“エンジニア女子の集い”を開催したのですが、女性が生き生きと活躍している姿を目の当たりにして感慨深かったです。過去と比べると男女問わず働きやすさも格段に上がっていると感じます。男性の育休取得率も50%を超えました。私自身も過去に育児休暇を取得しましたが、当時と比べて復帰後の体制もとても整っていると思います。
私が任されている工場長の仕事は、売り上げの管理、部下の育成、そして現場の人にとって働きやすい環境つくりを整備することが主になります。それぞれの問題にちゃんと向き合い、どのように改善すれば皆さんが心地よく働いていけるかを考えています。「自分がやってもらって嬉しかったことを人にしてあげる」が私のモットー。そんな気持ちがスタッフに浸透し、結果として手厚い心に残るサポートに繋がればいいですね。
私が任されている工場長の仕事は、売り上げの管理、部下の育成、そして現場の人にとって働きやすい環境つくりを整備することが主になります。それぞれの問題にちゃんと向き合い、どのように改善すれば皆さんが心地よく働いていけるかを考えています。「自分がやってもらって嬉しかったことを人にしてあげる」が私のモットー。そんな気持ちがスタッフに浸透し、結果として手厚い心に残るサポートに繋がればいいですね。

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