GRヤリスでも使っている⁉GR Tokyo Racingで使っている測定機器のご紹介
2021.02.05
GR Tokyo Racingで使用している整備ストールにはこのような「謎の円」がマーキングがされています。
何のためのマーキングが分かりますか?
正解は「定盤(じょうばん)を置く場所」をペイントしてあります。
場所はGR Tokyo RacingのfactoryがあるGRガレージ東京三鷹の工場です!
今回のテーマは「チームで普段使っている測定機器」をご紹介いたします。
当チームではレーシングカーの製作時やアライメント測定時に「定盤」と「コーナーウェイトテスター」というものを使用しています。
実物はコチラ
定盤とは平面を出す板。コーナーウェイトテスターとはクルマの体重計とお考えください。
工場の床は平らになっているように思えて、実はデコボコしています。
特にサーキットでは駐車場で整備をする場合もあるので、デコボコなところでアライメント測定しても精度の高い測定ができません。そこで疑似的に平面を作り測定場所を作って同じ数値が出るようにしています。
冒頭にありました円は定盤をいつも同じ場所に置けるように記したもので、測定精度と作業効率を上げるためにマーキングしたものです。
また、定盤とコーナーウェイトテスタを組み合わせて使うことで前後の重量配分を測定したり、各タイヤごとの重量を測定することにより左右のコーナリングバランスを調整すること等ができます。
あれ?
これって、なんか動画で見たことある!って、思ったあなた。
さすがです!!
【GR YARIS】GR FACTORY Virtual TOUR - バーチャル工場見学【定盤】2:13~
実は、GRヤリスが製造されている、GR Factory でも同じことをしています。
「お客様が購入した状態でレースに出ることができるクルマ」をGR Tokyo Racingでも行っているんです!むしろレース業界での作業内容を生産の現場に取り入れたのがGR factoryという言い方が正しいかもしれませんね。
次回はこの定盤とコーナーウェイトテスタを使用してGRヤリスの重量配分を測定してみたいと思います!
お楽しみに!
今回のブログ担当はGR Tokyo Racingの長山でした。
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