※本コラムに掲載の内容は、投稿日時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や税率・手数料率改定、メーカーモデルチェンジなどにより現在の価格・内容と異なる場合がございますので予めご了承ください。現在の価格・内容に関してはスタッフにお尋ねください。
投稿日:2019年01月10日
タイヤチェーン義務化(チェーン規制)でどう変わった?
雪道や凍結した道路の安全な走り方
雪道や凍結した道路の安全な走り方

テレビ番組や新聞で大きく報じられたのでご存知の方も多いかもしれませんが、2018年12月14日に大雪時のタイヤチェーン装着が義務化されました。これまでは「チェーン装着車以外通行禁止」のような例外的な表示がない限り、スタッドレスタイヤで走行可能でしたが、チェーン規制でタイヤチェーンの装着が厳格化され、罰則も設けられて厳しくなりました。そこで今回は、「タイヤチェーン義務化(チェーン規制)でどう変わった?雪道や凍結した道路の安全な走り方」と題して、タイヤチェーン義務化の概要を中心にスタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い、雪道での安全な走り方など、安全に冬のドライブを楽しむための知識をご紹介します。
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積雪や凍結した道路を走行するときの基本

タイヤチェーン義務化(チェーン規制)の有無に関わらず、積雪や凍結した路面はスリップしやすく危険なので細心の注意を払って走行しましょう。山間部はもちろん、東京都内でも深夜や早朝にかけて積雪や凍結で路面が滑りやすくなることがあります。そこで最初に積雪や凍結した路面を走行するときに覚えておくべき基礎知識をご紹介します。夏タイヤで積雪や凍結している道路の走行は大変危険です。自分の安全はもちろん、立ち往生や事故を起こして周囲に迷惑をかけないように必ずスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着しましょう。
スリップしやすい場所
積雪や凍結している道路がスリップしやすいのは当たり前ですが、橋の上などは凍結しやすく、トンネルの出口なども急に凍結していることがあるので注意が必要です。冬場は、積雪や凍結しているという意識を持ち、路面状況を見極めることが大切です。
【チェックポイント!】
・積雪や凍結している道路
・橋の上やトンネルの出口
・路面が黒く光って見える場所
・日陰など日光が当たらない場所
【チェックポイント!】
・積雪や凍結している道路
・橋の上やトンネルの出口
・路面が黒く光って見える場所
・日陰など日光が当たらない場所
積雪・凍結のある道路を走行するときに注意すべきこと
積雪や凍結した道路を走行するときは、スリップしやすいので車間距離をしっかりと取り、ブレーキやアクセルの操作を丁寧に行いましょう。また、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンがない場合は、運転を控えましょう。
【チェックポイント!】
・スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを必ず装着する
・十分な車間距離を取る
・丁寧なブレーキングを心がける
・下り坂ではエンジンブレーキを併用する
・急なハンドル操作は避ける
【チェックポイント!】
・スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを必ず装着する
・十分な車間距離を取る
・丁寧なブレーキングを心がける
・下り坂ではエンジンブレーキを併用する
・急なハンドル操作は避ける
タイヤチェーン義務化の背景
タイヤチェーン装着の義務化は、近年の記録的な降雪や積雪に伴う車両の立ち往生を受けて実施されました。例えば、2018年1月22日に東京都心で20センチ以上の降雪があり、首都高の約7割が通行止めになり、通行再開に最大4日もかかったニュースは記憶に新しいと思います。高速道路はもちろん一般道でも立ち往生や事故が多発し、大きな問題になりました。そのほかにも福井県・石川県境の国道8号線で大型車が立ち往生し、最大で46キロ、1500台が積雪の影響で動けなくなり、解消まで3日がかかった交通障害などが挙げられます。このような大雪による交通障害の多くは、タイヤチェーン未装着のクルマが原因になっていたことから、その防止策としてタイヤチェーン装着の義務化を国土交通省および警視庁で実施することになりました。
タイヤチェーン義務化の概要
2018年12月14日、国土交通省および警視庁は、大雪時のタイヤチェーン装着の義務化に向け、道路交通法などの省令を改正しました。国土交通省および警視庁は、規制が行われていることをドライバーに知らせる標識の準備などが整い次第、順次実施していくとしています。発表の概要については以下となります。
大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて(チェーン規制の検討状況)
国土交通省では、冬期道路交通確保対策検討委員会でとりまとめられた、「大雪時の道路交通確保対策の提言 中間とりまとめ」に基づき、「道路ネットワーク機能への影響を最小化」するため、除雪体制の強化や集中除雪、大雪時の需要抑制の呼びかけ等の取り組みを進めているところです。
〇 このうち、チェーン規制については、
・時期:大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時※
※平成29年度は、大雪特別警報の発令はなく、大雪に対する緊急発表は3回。
・場所:勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間を対象として、従来であれば通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするものですが、現時点で、国土交通省と警察において調整しているチェーン規制区間は別紙のとおりですのでお知らせします。
⇒ 全国13区間(うち 直轄国道6区間、高速道路7区間)
○ 具体的な開始時期については、改めてお知らせいたします。
○ また、大雪が予想される2~3日前より通行止め実施の可能性がある旨について事前広報を行い、不要不急の外出を控えることや広域迂回、並びに物流車両の運行計画の見直しなどについて、地域住民や道路利用者に周知してまいります。
※ 警察庁においても、同様の広報を実施しています。
■国土交通省 報道発表資料(大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて(チェーン規制の検討状況))より引用
〇 このうち、チェーン規制については、
・時期:大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時※
※平成29年度は、大雪特別警報の発令はなく、大雪に対する緊急発表は3回。
・場所:勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間を対象として、従来であれば通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするものですが、現時点で、国土交通省と警察において調整しているチェーン規制区間は別紙のとおりですのでお知らせします。
⇒ 全国13区間(うち 直轄国道6区間、高速道路7区間)
○ 具体的な開始時期については、改めてお知らせいたします。
○ また、大雪が予想される2~3日前より通行止め実施の可能性がある旨について事前広報を行い、不要不急の外出を控えることや広域迂回、並びに物流車両の運行計画の見直しなどについて、地域住民や道路利用者に周知してまいります。
※ 警察庁においても、同様の広報を実施しています。
■国土交通省 報道発表資料(大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて(チェーン規制の検討状況))より引用
国土交通省による発表のまとめ
国土交通省の発表の大切なポイントをまとめてみました。
Q.いつチェーン規制されるの?
A.かなりの大雪は予想されるとき
具体的には、国土交通省と気象庁が共同で「大雪特別警報」「大雪に対する緊急発表」などを出したときとなります。これまで大雪時に通行止めを実施していた場合でもチェーン規制を行うことで、タイヤチェーンを装着すれば通行できるようにし、積雪による通行止め時間を短くすることが目的になります。
具体的には、国土交通省と気象庁が共同で「大雪特別警報」「大雪に対する緊急発表」などを出したときとなります。これまで大雪時に通行止めを実施していた場合でもチェーン規制を行うことで、タイヤチェーンを装着すれば通行できるようにし、積雪による通行止め時間を短くすることが目的になります。

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html#Q5)
どこでチェーン規制が実施されるの?
A.過去に大規模な立ち往生などが起こった場所
チェーンを脱着できる場所が近くにある区間
立ち往生の多くは、急な上り下りがある峠などで発生します。そのような大雪による立ち往生が発生しやすく、なおかつチェーン着脱が可能なスペースがある場所がチェーン規制の対象区間になります。2018年12月14日時点では、全国の高速道路および国道の13区間で実施し、2019年度以降も随時追加していき最終的に幹線道路を中心に約200区間まで拡大を予定しています。
チェーンを脱着できる場所が近くにある区間
立ち往生の多くは、急な上り下りがある峠などで発生します。そのような大雪による立ち往生が発生しやすく、なおかつチェーン着脱が可能なスペースがある場所がチェーン規制の対象区間になります。2018年12月14日時点では、全国の高速道路および国道の13区間で実施し、2019年度以降も随時追加していき最終的に幹線道路を中心に約200区間まで拡大を予定しています。

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html#Q5)
罰則強化!最高で30万円の罰金もしくは6ヶ月の懲役

省令改正により、タイヤチェーンを装着せずに規制区域を通行すると「30万円以下の罰金」もしくは「6ヶ月以下の懲役」という罰則も設けられました。そのため冬場に規制区間を通行する場合はタイヤチェーンの携行が必須となります。
チェーン規制を知らせる「新標識」も覚えておこう!

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/common/001265121.pdf)
今回の省令改正に伴い、チェーン規制区間を知らせる規制標識も新設されました。タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止する意味を表示する「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識の新設し、チェーン規制区間の手前ではタイヤチェーン装着状況を確認すると発表しています。
スタッドレスタイヤで規制区間は通行できません!
チェーン規制実施時は、スタッドレスタイヤなどの冬タイヤを装着していても走行できず、タイヤチェーンを装着する必要があります。以前から「チェーン規制」という通行規制はありましたが、タイヤチェーンに限らずスタッドレスタイヤなどを装着していれば走行可能でした。タイヤチェーンの装着はあくまで努力義務のようなものでしたが、今回の省令改正により「チェーン規制」は明確にタイヤチェーン装着車しか通行できないことになりました。
2018年12月14日発表のチェーン規制実施13区間
省令改正により、以下13区間の高速道路および国道がチェーン規制実施予定区間として発表されました。以下の道路は、気象庁などが雪特別警報や大雪に対する緊急発表を出した場合にチェーンを装着していないと通行できません。現在は13区間にとどまっていますが、今後は200区間まで増やしていくそうです。
関東近郊であれば、山梨県や長野県を通る中央道、新潟県や長野県を通る上信越道といった高速道路、山梨県と静岡県を通る国道138号などが比較的近いので注意が必要です。そのほかにも冬場は、スキーやスノーボード、温泉旅行などで山間部の道路を走行することもあるでしょう。以下の道路を通行する可能性がある場合は、事前にタイヤチェーンを準備し、クルマに携行しておきましょう。
関東近郊であれば、山梨県や長野県を通る中央道、新潟県や長野県を通る上信越道といった高速道路、山梨県と静岡県を通る国道138号などが比較的近いので注意が必要です。そのほかにも冬場は、スキーやスノーボード、温泉旅行などで山間部の道路を走行することもあるでしょう。以下の道路を通行する可能性がある場合は、事前にタイヤチェーンを準備し、クルマに携行しておきましょう。
◇チェーン規制実施予定区間
【高速道路】
▽上信越(長野県・信濃町IC~新潟県・新井PAの25キロ)
▽中央道(山梨県・須玉IC~山梨県・長坂ICの9キロ)
▽中央道(長野県・飯田山本IC~長野県・園原ICの10キロ)
▽北陸道(福井県・丸岡IC~石川県・加賀ICの18キロ)
▽北陸道(滋賀県・木之本IC~福井県・今庄ICの45キロ)
▽米子道(岡山県・湯原IC~鳥取県・江府ICの34キロ)
▽浜田道(広島県・大朝IC~島根県・旭ICの27キロ)
【直轄国道】
▽国道112号(山形県・西川町志津~山形県・鶴岡市上名川の27キロ)
▽国道138号(山梨県・山中湖村平野~静岡県・小山町須走御登口の9キロ)
▽国道7号(新潟県・村上市大須戸~新潟県・村上市上大鳥の16キロ)
▽国道8号(福井県・あわら市熊坂~福井県・あわら市笹岡の4キロ)
▽国道54号(広島県・三次市布野町上布野~島根県・飯南町上赤名の12キロ)
▽国道56号(愛媛県・西予市宇和町~愛媛県・大洲市松尾の7キロ)
▽上信越(長野県・信濃町IC~新潟県・新井PAの25キロ)
▽中央道(山梨県・須玉IC~山梨県・長坂ICの9キロ)
▽中央道(長野県・飯田山本IC~長野県・園原ICの10キロ)
▽北陸道(福井県・丸岡IC~石川県・加賀ICの18キロ)
▽北陸道(滋賀県・木之本IC~福井県・今庄ICの45キロ)
▽米子道(岡山県・湯原IC~鳥取県・江府ICの34キロ)
▽浜田道(広島県・大朝IC~島根県・旭ICの27キロ)
【直轄国道】
▽国道112号(山形県・西川町志津~山形県・鶴岡市上名川の27キロ)
▽国道138号(山梨県・山中湖村平野~静岡県・小山町須走御登口の9キロ)
▽国道7号(新潟県・村上市大須戸~新潟県・村上市上大鳥の16キロ)
▽国道8号(福井県・あわら市熊坂~福井県・あわら市笹岡の4キロ)
▽国道54号(広島県・三次市布野町上布野~島根県・飯南町上赤名の12キロ)
▽国道56号(愛媛県・西予市宇和町~愛媛県・大洲市松尾の7キロ)

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html#Q5)
どんなタイヤチェーンを選べばいいの?
自動車用品店では、さまざまな種類のタイヤチェーンが販売されていますが、基本的にはどのようなタイヤチェーンでもチェーン規制区間の走行可能です。一般的に市販されているタイヤチェーンであれば、金属製やウレタン製、ゴム製、布製などを問わず、チェーン規制区間を走行できます。ただし、スプレーを吹き付けるようなタイプのものでは、規制区間を走行できません。ちなみに道路運送車両の保安基準では、タイヤチェーンを以下のように定義しています。
【参考:道路運送車両の保安基準】(走行装置等)第9条第4項
タイヤ・チェーン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない。
【チェックポイント!】
通行OK! 金属チェーンタイプ : 金属製のチェーンやワイヤーの製品
通行OK! ウレタン&ゴムチェーンタイプ : ゴムなどの樹脂製の製品
通行OK! 布製カバータイプ : アラミドなどの特殊繊維製の製品
通行NG! スプレータイプ : タイヤに薬剤を吹き付ける製品
【参考:道路運送車両の保安基準】(走行装置等)第9条第4項
タイヤ・チェーン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない。
【チェックポイント!】
通行OK! 金属チェーンタイプ : 金属製のチェーンやワイヤーの製品
通行OK! ウレタン&ゴムチェーンタイプ : ゴムなどの樹脂製の製品
通行OK! 布製カバータイプ : アラミドなどの特殊繊維製の製品
通行NG! スプレータイプ : タイヤに薬剤を吹き付ける製品
タイヤチェーンの装着方法について
いざというときのためにタイヤチェーンの装着方法をおさらいしておきましょう。タイヤチェーンは駆動輪へ装着します。例えば前輪駆動車(FF車)なら前輪2本に、後輪駆動車(FR車)なら後輪2本に装着します。トヨタモビリティ東京のカーラインアップですと前輪駆動車(FF車)が多いですが、例えばクラウンや86などは後輪駆動車(FR車)なので注意しましょう。愛車の駆動方式がわからないときは車検証で確認できます。

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html#Q5)
4WD車のタイヤチェーンはどうすればいいの?
雪道や悪路に強い4WD車ならタイヤチェーンをつけなくてもいいように感じますが答えは「NO」です。4WD車であってもチェーン規制区間を通行する場合はタイヤチェーンの装着義務が発生します。しかし、4輪すべてが駆動する4WD車の場合、どのタイヤにチェーンをつければいいのか迷いますよね。「4輪すべてに装着するためにタイヤチェーンを2セットも用意するの?」と思う方もいるのではないでしょうか?
4WD車は、4輪駆動ですが前後で駆動力に差があります。例えば、トヨタモビリティ東京のカーラインアップの中で4WDというと、SUVのハリアーやC-HRなどがあります。これらのクルマは、前輪駆動車(FF車)ベースなので駆動力が前輪に多く配分されています。そのため、タイヤチェーンも前輪2本に装着します。このように4WDであっても前輪駆動車(FF車)ベースなら前輪2本に、後輪駆動車(FR車)ベースなら後輪2本装着すればOKです。4本すべてのタイヤに装着する必要はありません。
ちなみにプリウスをはじめとしたハイブリッド車では、モーターを利用した「E-Four(電気式4WDシステム)」という4WDモデルがありますが、前輪駆動車(FF車)で後輪をモータで駆動させているので前輪のみにタイヤチェーンを装着すれば大丈夫です。
4WD車は、4輪駆動ですが前後で駆動力に差があります。例えば、トヨタモビリティ東京のカーラインアップの中で4WDというと、SUVのハリアーやC-HRなどがあります。これらのクルマは、前輪駆動車(FF車)ベースなので駆動力が前輪に多く配分されています。そのため、タイヤチェーンも前輪2本に装着します。このように4WDであっても前輪駆動車(FF車)ベースなら前輪2本に、後輪駆動車(FR車)ベースなら後輪2本装着すればOKです。4本すべてのタイヤに装着する必要はありません。
ちなみにプリウスをはじめとしたハイブリッド車では、モーターを利用した「E-Four(電気式4WDシステム)」という4WDモデルがありますが、前輪駆動車(FF車)で後輪をモータで駆動させているので前輪のみにタイヤチェーンを装着すれば大丈夫です。
前輪駆動車(FF車)ベースか後輪駆動車(FR車)ベースかわらない
前輪駆動車(FF車)ベースか後輪駆動車(FR車)ベースかわらないときは、愛車のカタログなどを見てみるとわかりやすいです。例えば、2WDのグレードの駆動方式を見て、「FF」なら前輪駆動車(FF車)ベース、「FR」なら後輪駆動車(FR車)ベースとわかります。
以下はトヨタモビリティ東京のハリアーのウェブページです。「価格・グレード」を見ると、2WDの駆動方式が「FF」になっていますよね。ということは前輪駆動車(FF車)ベースで、4WD車でも前輪にタイヤチェーンを装着すればよいことがわかります。もし愛車の駆動方式がわからないときは、お気軽にトヨタモビリティ東京にご相談ください。タイヤチェーンの装着方法も含めて、わかりやすくお伝えいたします。
以下はトヨタモビリティ東京のハリアーのウェブページです。「価格・グレード」を見ると、2WDの駆動方式が「FF」になっていますよね。ということは前輪駆動車(FF車)ベースで、4WD車でも前輪にタイヤチェーンを装着すればよいことがわかります。もし愛車の駆動方式がわからないときは、お気軽にトヨタモビリティ東京にご相談ください。タイヤチェーンの装着方法も含めて、わかりやすくお伝えいたします。

タイヤチェーンやスタッドレスタイヤなどで
わからないことがあればトヨタモビリティ東京へ!
わからないことがあればトヨタモビリティ東京へ!
スタッドレスタイヤの必要性について

ここまではチェーン規制について詳しく説明してきました。チェーン規制の内容を知ると、「スタッドレスタイヤって意味があるの?」「タイヤチェーンがあればスタッドレスタイヤは不要?」と感じる方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません! 冬の道路を安全に走るためには、スタッドレスタイヤが必要です!
タイヤチェーンは、あくまで豪雪のときに一時的に使うものです。一方でスタッドレスタイヤは、乾燥した道路で夏タイヤのように走ることができ、高速走行も可能です。なおかつ積雪時や凍結時でも高いグリップを発揮するので、安全に冬の道路を走行できます。例えば急に冷え込んだ朝晩、路面が凍結していることもありますよね? また、走行中に急に雪が振ってくることもあります。そんなときに力を発揮するのがスタッドレスタイヤです。
特に東京近郊では、チェーン規制が実施されている道路も少ないですし、積雪の可能性がある山間部に行かない限りはスタッドレスタイヤがあれば安心です。積雪や路面凍結の可能性がある冬場は、スタッドレスタイヤに履き替えて安全運転を心がけましょう。
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そろそろ冬タイヤから夏タイヤに履き替えよう! 交換時期やタイヤの種類、保管方法について
タイヤチェーンは、あくまで豪雪のときに一時的に使うものです。一方でスタッドレスタイヤは、乾燥した道路で夏タイヤのように走ることができ、高速走行も可能です。なおかつ積雪時や凍結時でも高いグリップを発揮するので、安全に冬の道路を走行できます。例えば急に冷え込んだ朝晩、路面が凍結していることもありますよね? また、走行中に急に雪が振ってくることもあります。そんなときに力を発揮するのがスタッドレスタイヤです。
特に東京近郊では、チェーン規制が実施されている道路も少ないですし、積雪の可能性がある山間部に行かない限りはスタッドレスタイヤがあれば安心です。積雪や路面凍結の可能性がある冬場は、スタッドレスタイヤに履き替えて安全運転を心がけましょう。
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そろそろ冬タイヤから夏タイヤに履き替えよう! 交換時期やタイヤの種類、保管方法について
スタッドレスタイヤとは?
新車購入時に標準装着されているタイヤを一般的に「夏タイヤ」「サマータイヤ」「ノーマルタイヤ」と呼びます。対するスタッドレスタイヤは、「冬タイヤ」とも呼ばれ、ドライ路面はもちろん積雪・凍結時のグリップ力を高めたタイヤです。夏タイヤに比べて、溝の深さや形状、ゴムの柔らかさ、対応温度などが異なります。
具体的には、タイヤの溝が深く、“サイプ”と呼ばれる細かい溝がタイヤ全体にびっしりと入っています。写真左が夏タイヤ、右がスタッドレスタイヤですが一目瞭然ですよね。ゴムも夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に比べて柔らかく、凍結した路面をガッチリと掴めるようになっています。また、ゴムは温度が低くなると硬くなり、グリップ力が低下する性質がありますが、スタッドレスタイヤは気温の低い冬場の使用を前提に開発されているので対応温度も異なります。
一方、夏タイヤ(サマータイヤ)は、夏の温度上昇に耐えられるように硬いゴムを使用していることが特徴です。硬いゴムを使っているので積雪や凍結した道ではスリップしやすいですが、通常の路面や降雨時には高いグリップ力を発揮します。摩擦抵抗も少ないので燃費がよくなったり、ロードノイズが少なかったりというメリットもあります。
具体的には、タイヤの溝が深く、“サイプ”と呼ばれる細かい溝がタイヤ全体にびっしりと入っています。写真左が夏タイヤ、右がスタッドレスタイヤですが一目瞭然ですよね。ゴムも夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に比べて柔らかく、凍結した路面をガッチリと掴めるようになっています。また、ゴムは温度が低くなると硬くなり、グリップ力が低下する性質がありますが、スタッドレスタイヤは気温の低い冬場の使用を前提に開発されているので対応温度も異なります。
一方、夏タイヤ(サマータイヤ)は、夏の温度上昇に耐えられるように硬いゴムを使用していることが特徴です。硬いゴムを使っているので積雪や凍結した道ではスリップしやすいですが、通常の路面や降雨時には高いグリップ力を発揮します。摩擦抵抗も少ないので燃費がよくなったり、ロードノイズが少なかったりというメリットもあります。
夏タイヤ
(サマータイヤ)
(サマータイヤ)

冬タイヤ
(スタッドレスタイヤ)
(スタッドレスタイヤ)

スタッドレスタイヤに履き替えるタイミングは?
夏タイヤと冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)には、それぞれメリット・デメリットがあるので使い分けることが大切です。そこで重要なのが履き替えるタイミングです。一般的に新品のスタッドレスタイヤは、装着してからタイヤが本来持つ性能を100%引き出すために、60km/h以下の速度で200km以上の慣らし走行をしたほうがいいとされています。これはタイヤ表面の油や汚れを取り除き、路面に接するトレッド面を均一に接地させるためです。普段の使用頻度や走行距離にもよりますが、雪が降り出す1ヶ月前くらいにスタッドレスタイヤを装着すると良いでしょう。
気象庁の統計によれば、東京の初冠雪の平均値は1月3日なので、そこから逆算すると12月初旬にスタッドレスタイヤに履き替えるのがベストタイミングと言えます。ただし、この統計データは山岳部などが含まれていないので、地域によっては少し早めに交換した方がいいケースもあります。そろそろ東京でも雪がちらつく季節なので、まだスタッドレスタイヤに交換していない方は早めに検討しましょう。
そして気象庁の統計によると、東京で最後に雪が降る日の平均値は3月11日なので、3月中旬から下旬が夏タイヤに戻すベストタイミングです。ただし、お仕事で山間部や雪が降りやすい地域に行く場合、またスキーやスノーボードに出かける予定がある場合は、ゴールデンウィーク頃までスタッドレスタイヤを履いておいたほうが安心です。その場合でも梅雨前までに夏タイヤに履き替えるようにしましょう。
気象庁の統計によれば、東京の初冠雪の平均値は1月3日なので、そこから逆算すると12月初旬にスタッドレスタイヤに履き替えるのがベストタイミングと言えます。ただし、この統計データは山岳部などが含まれていないので、地域によっては少し早めに交換した方がいいケースもあります。そろそろ東京でも雪がちらつく季節なので、まだスタッドレスタイヤに交換していない方は早めに検討しましょう。
そして気象庁の統計によると、東京で最後に雪が降る日の平均値は3月11日なので、3月中旬から下旬が夏タイヤに戻すベストタイミングです。ただし、お仕事で山間部や雪が降りやすい地域に行く場合、またスキーやスノーボードに出かける予定がある場合は、ゴールデンウィーク頃までスタッドレスタイヤを履いておいたほうが安心です。その場合でも梅雨前までに夏タイヤに履き替えるようにしましょう。
気象庁 霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日の平年値(東京都・東京)

※出典 気象庁 過去に気象データ検索 平均値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日) 1981年~2010年までの30年間の平均
※「資料年数」とは、観測された年合計数を表しています。
※この地点では、山岳の初冠雪の計測を行っておりません。
※「資料年数」とは、観測された年合計数を表しています。
※この地点では、山岳の初冠雪の計測を行っておりません。
都内の移動がメインならオールシーズンタイヤという選択肢もあり!
東京都内の移動がメインという場合は、オールシーズンタイヤという選択肢もあります。オールシーズンタイヤは、名前のとおり1年を通して仕使用できるタイヤです。夏タイヤ同様のウェット性能・ドライ性能に加え、ちょっとした雪道も走れる万能さを兼ね備えたタイヤです。東京にお住まいの場合、年に数回しか降らない雪のために冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)に履き替えるのは面倒ですよね! 1年を通して使用できるので、タイヤの保管場所に困らないこともメリットと言えます!
ただし、凍った路面を走行するときには注意が必要です。浅い雪道や圧雪路、シャーベット状の雪であれば、スタッドレスタイヤと同様に走行できますが、アイスバーンのように凍結した道路ではスタッドレスタイヤよりも滑りやすくなっています。都心の例年並みの積雪程度であれば、オールシーズンタイヤでも十分対応可能ですが、もしスキーやスノーボードに行ったり、山間部に行ったりする可能性があれば、スタッドレスタイヤの装着をおすすめします。
ただし、凍った路面を走行するときには注意が必要です。浅い雪道や圧雪路、シャーベット状の雪であれば、スタッドレスタイヤと同様に走行できますが、アイスバーンのように凍結した道路ではスタッドレスタイヤよりも滑りやすくなっています。都心の例年並みの積雪程度であれば、オールシーズンタイヤでも十分対応可能ですが、もしスキーやスノーボードに行ったり、山間部に行ったりする可能性があれば、スタッドレスタイヤの装着をおすすめします。
タイヤチェーン&スタッドレスタイヤ選びでお悩みなら
トヨタモビリティ東京へ!
省令改正により、より厳格化されたチェーン規制をご理解いただけましたか? 罰則などが設けられて厳しくなりましたが、それも安全安心なドライブを実現するための試みです。しっかりと理解し、冬場の事故に気をつけてドライブを楽しんでください。トヨタモビリティ東京は、新車の販売や点検・メンテナンスはもちろん、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンについての疑問、冬場のドライブのお悩みなど、どんなご相談でも大歓迎です。
「自分はタイヤチェーンとスタッドレスどちらを選べばいいの?」「スタッドレスタイヤってどんな種類があるの?」「タイヤチェーンってどんな種類があるの?」といった疑問も一発で解決します! 皆様の愛車のタイプや乗り方、利用頻度や利用シーンにあわせて最適なタイヤチェーンやスタッドレスタイヤをご提案します。わからないことがあれば、お気軽にお近くのトヨタモビリティ東京各店にお立ち寄りください。
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