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  3. 年収いくらであれば車購入可能か?どういう世帯が買い時?【FP1級技能士が語る】
投稿日:2022年5月14日
更新日:-

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  • 年収いくらであれば車購入可能か?どういう世帯が買い時?【FP1級技能士が語る】
  • 予算の立て方と購入方法
  • 年収と購入シミュレーション
  • 年収400万円のシミュレーションとおすすめ車種
  • 世帯年収800万円のシミュレーションとおすすめ車種
  • 家計の工夫次第で車の購入は可能

年収いくらであれば車購入可能か?どういう世帯が買い時?【FP1級技能士が語る】

FP、ファイナンシャルプランナー、クルマの買い方、車の買い方
よく耳にする「車は高くて自分の給料では購入できない……」という声は本当なのでしょうか?
結論、年収がいくら以上でなければ購入できないというわけではありません。
30-40代の若い世代の方々でもクレジットを組むなどの支払い方法や家計の支出を工夫することで、無理なく車が購入可能です。
FP1級技能士の資格を持つ筆者がFPの視点から、トヨタモビリティ東京での車購入時の予算の立て方から年収別の購入シミュレーションを踏まえて解説いたします。

予算の立て方と購入方法

車を購入する際に重要なのは「事前に正確に予算を立てる」ということです。
車の購入が家計を圧迫してはいけないので、ご自身の収入と支出のバランスを把握し、無理のない予算計画を立てるようにしましょう。

また、購入時の支払い方法も複数あるので、ご自身の状況に合ったものを選びましょう。
 

【購入予算の立て方】

一般的に車の購入予算は年収の半分以内の金額と言われています。
この「購入予算」は車両本体価格、オプション価格の他に下記のような諸費用も含まれます。

・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険料金(強制加入)
・自動車保険料(任意)
・ナンバープレート取得費
・手続き代行手数料

など

なお、予算の立て方は購入方法によっても異なるため、車の購入方法と合わせて考える必要があります。

【現金一括】

その名の通り、購入費用を現金で一括で支払う方法です。
現金一括購入のメリットは、一度支払ってしまえばそれ以降は購入に関する費用はかからない点です。
一方、デメリットは手元の預貯金がない場合は購入できない点です。預貯金の蓄えが少ないうちに現金一括で購入してしまうと、急な出費が発生した際に車を手放すことになりかねません。
一般的に月々の生活費×6ヵ月分~1年分が生活防衛資金と言われています。
そのため、生活防衛資金+車の購入価格の預貯金があれば現金一括購入の選択肢が出てきます。
仮に月の生活費が20万円だとしたら生活防衛資金は120~240万円となります。
車の購入価格が200万円の場合は、預貯金残高が320~440万円あれば一括購入してもいいでしょう。
 

【均等払い(一般的なクレジット)】

販売店(トヨタファイナンス)から購入代金の全てまたは一部を借入し、月々分割して返済をしていく方法です。

クレジットを組んで購入するメリットは、毎月無理のない支出額を設定することで貯蓄がない方でも購入できる点です。
デメリットは利息の支払いが必要な点です。無理なく返済できるように、借りる金額や金利、総返済額を事前に正確に把握しておくことが大切です。
 

【残価設定型プラン】

残価設定型プランは、あらかじめ販売店で車両本体価格の一部を残価として設定、その価格を引いた金額と手数料に対してクレジットを組んで毎月返済をする方法です。
本体価格やオプション代から残価を差し引いて残った金額に対してクレジットを組んで購入するため、均等払いよりも月々の支払金額が少なくなります。
残価設定型プランの契約満了になると下記の3つの選択肢があります。

①  同じ販売店で新しい車に乗り換え
②    残価分を支払いその車に乗り続ける
③    車を返却する
なおデメリットとしては、
・走行距離の制限がある
・車の使用状態によっては追加で料金が発生する
・車の所有権は自動車販売店にある

といった点が挙げられます。
そのため、今後車を定期的に乗り換えていきたい人やライフステージに合わせた車選びをしたい人にはおすすめの方法と言えます。

【年間のランニングコスト】

車購入後には当然ながら維持費がかかるため、その点も購入前に把握しておく必要があります。
詳しくは下記の記事をご参照ください。

買ってからかかる費用と節約のコツをプロが伝授!【維持費・ランニングコスト】クルマにまつわるお金の基礎知識
https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20200328_cost

FP、ファイナンシャルプランナー、家計

年収と購入シミュレーション

 

次に年収別の購入シミュレーションをお示しします。
今回は関東在住単身で年収400万円と都内在住3人家族で世帯年収800万円のパターンを見ていきましょう。
 

年収400万円のシミュレーションとおすすめ車種

購入のシミュレーション条件は下記の通りです。
 
年収 400万円  ボーナスなし
手取り収入 約30万円
貯金額 150万円
家族構成と年齢 単身で30歳
車利用頻度 月10回程度
食料 49,395円
住居 75,000円
水道光熱費 14,787円
家具家事用品 7,251円
被服や履物 5,987円
保健医療(病院代含む) 7,571円
交通・通信 13,171円
車関連費 30,000円
教育 2,962円
教養・娯楽 16,520円
その他消費支出 32,158円
合計 254,802円

※支出に関しては
家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp) 
の「総世帯のうち勤労者世帯の年間収入343~424万円」部分を参照しています。

年収をもとにした予算はおおよそ200万円程度と言えそうです。
車種はトヨタ車だとパッソやルーミー、ヤリスなどが該当します。
一般的に30歳だと手元の預貯金が少ない方も多いため、車を購入する場合は現金一括購入ではなく均等払いや残価設定型プランを活用して購入するのが良いでしょう。

なお、表のシミュレーションの場合、手取り収入と支出を差し引くと手元には月あたり約45,000円残ります。
車関連費には駐車場料金、ガソリン代やETC代なども加味されています
借入期間5年で金利8%のクレジットを組んで200万円の車を購入する場合、月々の返済は約40,000円です。40,000円の返済をしたとしても、5,000円余る計算なので妥当な購入金額と言えるでしょう。
 

カーシェアとの比較

車の利用頻度が月10回の人が、カーシェアを1回あたり6時間利用する場合、トヨタシェアのベーシックプランだと約38,000円かかります。
その場合、月々の返済よりもカーシェア利用の方が高くなります。

また、上記条件で5年間カーシェアを乗り続けた場合のトータルコストは約228万円となり、200万円の車購入費用を上回ります。
5年後に買い替えや売却をすると、上記に挙げた車種の場合、下取り価格を考えると約27~100万円前後見込めるため、結果としてカーシェアよりもお得と言えるでしょう。

※https://toyota.jp/service/tradein/dc/topを参照のもとに2017年モデルで算出。なお実際の下取価格は走行距離、車の状態(キズ・凹み)、事故歴、ボディカラー、モデルチェンジ(新型車発売等)、地域・市場動向によっても大きく変動します。
 

世帯年収800万円のシミュレーションとおすすめ車種

購入のシミュレーション条件は下記の通りです。
 

世帯年収 800万円 
うちボーナス年2回 合計150万円
手取り収入 約49万円
貯金額 500万円
家族構成と年齢 妻、子ども1人で40歳
車利用頻度 毎週土日、平日は買物で利用
食料 79,849円
住居(住宅ローン等) 150,000円
水道光熱費 20,852円
家具家事用品 12,434円
被服や履物 11,384円
保健医療(病院代含む) 13,700円
交通・通信 49,964円
車関連費 10,000円
教育 17,456円
教養・娯楽 29,349円
その他消費支出 60,817円
合計 455,805円

※支出に関しては
家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp) 
の「総世帯のうち勤労者世帯の年間収入745万円~869万円」部分を参照しています。

年収をもとにした予算としては約300万円が妥当と言えるでしょう。
車種はトヨタ車だとシエンタ、ルーミー、カローラクロスなどが該当します。

40歳になると収入の観点から、現金一括での購入が可能な方もいると思います。しかし、住宅を購入する方や子育て世代の方も多いため、ほかのライフイベントとの兼ね合いも考えていく必要があります。
例えば住宅購入の頭金を払うためにあえて預貯金を残しておいて車の購入はクレジットを活用する。
将来的に負担が大きくなる子どもの教育費に備えて手元資金は残しつつ車の購入はクレジットを組むのも一つの選択肢です。
子どもの教育費は親の希望進路としては公立だったが、子どもが私立を希望して思った以上に支出がかさむこともあります。
そのため40歳のシミュレーションの場合は、将来のライフプランをいろいろシミュレーションしたうえで車の購入をどのようにするのがベターか考えましょう。


ちなみに表のシミュレーションの場合、手取り収入と支出を差し引くと手元には約35,000万円残ります。
なお、車関連費にはガソリン代、ETC代が含まれています。今回のシミュレーションでは車庫付き持ち家前提のため、駐車場代はかかりません。ただし、仮に都内の駐車場代で月2〜3万円の費用が発生するとしてもプラスになります。

借入期間5年で金利8%、ボーナス返済100万円、頭金50万円でカーローンを組んで300万円の車を購入する場合、月々の返済は約30,000円、ボーナス月の返済が153,000円となります。
月々の返済金額が大きいと感じる方は、預貯金の一部を取り崩して頭金を多めに入れることで月々の返済は抑えられます。
 

カーシェアとの比較

子育て世代ですとちょっとした買物やお出かけに車を使う機会が多くなります。カーシェアの場合、日々のちょっとしたタイミングで使いたい時に予約が取れなかったり、年末年始やGW、夏休みに家族で遠出する際も予約が取りづらかったりと利便性に欠けてしまいます。
そのため、単身の方よりもカーシェアではなく車を購入するメリットは大きいと言えそうです。

さらに上記に挙げた車種の場合、買い替えや売却の際の将来的な下取り価格は約150〜172万円前後が見込めます。将来的なキャッシュフローを考えた場合もカーシェアよりもメリットがあるでしょう。

※https://toyota.jp/service/tradein/dc/topを参照のもとに2017年モデルで算出。なお実際の下取価格は走行距離、車の状態(キズ・凹み)、事故歴、ボディカラー、モデルチェンジ(新型車発売等)、地域・市場動向によっても大きく変動します。

家計の工夫次第で車の購入は可能

今回のコラムでは車の予算の立て方や購入方法を見ていきました。
また家族構成や年収、家計調査に基づく支出で購入した場合のシミュレーションも見ていただきました。
年収400万円程度であれば、新車の購入も現実的に可能と言えそうです。
もちろん、年収400万円以下の場合でも居住地域、購入車種やその他条件によって、工夫をすれば車の購入はできるでしょう。

「車は高くて手が出ない・・・」となんとなく思い込んでしまっていた方は、ぜひこの機会に車購入を検討してみてはいかがでしょうか。



〈参考〉

【維持費・ランニングコスト】クルマにまつわるお金の基礎知識 | トヨタモビリティ東京 (toyota-mobi-tokyo.co.jp)
【ファミリーカー】とは?「選び方のポイント」と「おすすめ車種」を紹介! | トヨタモビリティ東京 (toyota-mobi-tokyo.co.jp)
クール・ネット東京 :東京都地球温暖化防止活動推進センター | 「電気自動車等の普及促進事業(EV・PHV車両)」 (tokyo-co2down.jp)
令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」・令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」 (METI/経済産業省)
令和2年分 民間給与実態統計調査|国税庁 (nta.go.jp)
統計局ホームページ/家計調査(家計収支編) 調査結果 (stat.go.jp)

FP、ファイナンシャルプランナー

執筆者プロフィール

名前:宮澤 哲平(みやざわ てっぺい)
肩書き:CFP🄬 FP1級技能士
略歴:大手生損保保険代理店と独立系FP事務所での勤務経験を活かし、FPとして独立。
400件以上の相談実績とCFP🄬、FP1級技能士の知識をもとに個別相談業務をメインに活動中。またセミナー講師や実務経験を踏まえた執筆活動を実施中。
 

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