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※本コラムに掲載の内容は、投稿日時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や税率・手数料率改定、メーカーモデルチェンジなどにより現在の価格・内容と異なる場合がございますので予めご了承ください。現在の価格・内容に関してはスタッフにお尋ねください。
投稿日:2017年11月30日
トヨタ86を購入する前に知りたい賢い買い方・選び方
「直感ハンドリングFR」をコンセプトに、「お客様とともに進化するスポーツカー」を目指して2012年に登場したトヨタ86(ハチロク)。お客様自身にチューニング&カスタマイズを楽しんでいただき、自分だけの86に仕上げてもらいたいというトヨタの想いが詰まったライトウェイトスポーツカーです。
今回のコラムでは、トヨタブランドの大人気スポーツカー86を購入する前に押さえておきたいポイントをご紹介します。グレード構成や価格、スペックや装備、購入プランやローンなどを徹底的に解説! トヨタ86の魅力もたっぷりご紹介しますので、購入の参考にしていただければ幸いです。
目次
トヨタ・86(ハチロク)ってどんなクルマ?
トヨタ86(ハチロク)は、2012年に誕生したトヨタブランドのスポーツカーです。40代以上の方は、「ハチロク」という名前に懐かしさを覚える方も多いのではないでしょうか? 1980年代当時、人気を博した「通称:ハチロク」ことAE86型カローラレビン・スプリンタートレノの名称が冠されたスポーツカーですからね。また、若い世代でもマンガやアニメ、ゲームなどでおなじみの車種なので、ご存知の方も多いでしょう。
1983年に登場したAE86型カローラレビン・スプリンタートレノは、軽量コンパクトなボディに当時新規開発であった1.6Lの自然吸気(NA)DOHC16バルブ(一部20バルブ)4A-GEUエンジン、後輪駆動(FR)というパッケージング。先代の「TE71型」から流用した旧態的なフロントストラット、リヤラテラルロッド付きの5リンクリジッドアクスルサスペンションは比較的改造が容易で、チューニング志向の強い層や若者から絶大な支持を得ました。その理由は、「運転の楽しさ」と「チューニングのしやすさ」です。ユーザーの手によって名車に育ったクルマ、それがハチロクなのです。
AE86の人気を不動のものとした「ユーザー自身が育てるスポーツカー」という精神を受け継ぎ、現代の交通事情や環境に配慮したスポーツカーがトヨタ86です。運転の楽しさを創造するというトヨタの精神「FUN TO DRIVE」を体現するクルマと言えるでしょう。
トヨタ86のグレード構成と価格
2017年11月現在、トヨタ86のグレード構成は「GT“Limited・Black Package”」「GT“Limited”」「GT」「G」「GR」の5つ。「GR」を除き、すべてのグレードで6AT・6MTを設定。以下にグレード構成と価格をまとめました。
トヨタ86の基本パッケージ
トヨタ86は、走る楽しさをコンセプトに軽量・コンパクトなFRレイアウトを採用しています。流線型のクーペボディに、水平対向4気筒直噴DOHC2.0Lエンジンを搭載。低重心・低慣性・コンパクト・軽量化などを追求した後輪駆動「超低重心FRパッケージ」を採用し、FRスポーツらしい意のままのハンドリングを実現しています。
また、2016年に「スポーツカーとしてのさらなる深化」をキーワードにマイナーチェンジを実施。今回は、2016年マイナーチェンジ後のトヨタ86を中心にご紹介していきます。
2016年のマイナーチェンジではエクステリア・インテリア意匠の変更に加え、吸排気部品の改良により200psから207ps(MT車のみ、AT車は200ps)にパワーアップ!
さらに2017年9月の一部改良で、ステアリング支持剛性強化やパワーステアリングのチューニングなどが実施され、ハンドリングに磨きをかけました。そのほかサイドミラーやリヤスポイラー、アルミホイールをブラック塗装で統一し、brembo社製ブレーキを標準搭載した「GT“Limited・Black Package”」を追加。2017年11月には、ストイックに走りを追求した「86GR」も登場し、選択の幅が広がりました。
パワーユニット~水平対向4気筒直噴DOHCエンジン~
トヨタ86は、水平対応4気筒直噴DOHCエンジン「FA20」を全グレードで搭載。圧縮比を高めることで高出力・大トルクと燃費性能を両立しています。2016年のマイナーチェンジで吸排気システムに改良が加えられ、最高出力が200psから207psに向上(AT車はマイナーチェンジ前と同様の200ps)。ギア比やエンジン特性の変更により、レスポンスや加速フィーリングも向上し、力強さがアップしました。最高出力や最大トルクは以下の通りです。
エンジン スペック表
筒内直噴システム「D-4S」を採用
燃料を燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」と、吸気ポートに噴射する「ポート噴射」を運転状況に応じて最適にコントロールする「D-4S」を採用し、高出力・大トルクを広い回転域で発生します。
ドライバーに響くエンジンサウンド「サウンドクリエータ®」
トヨタ86は、吸気脈動を利用し、アクセルワークに連動した吸気サウンドをコクピットに伝える吸気サウンドデバイス「サウンドクリエータ®」を搭載。緩加速時はマイルドに、全開加速時には迫力の吸気音が響くサウンドチューンを実施しています。また、近年のクルマは静寂性を高めるために防音・防振材を多く使用する傾向にありますが、トヨタ86はエンジンサウンドを楽しんでいただくため、効果的な部位に最小限の使用にとどめていることも特徴です。
※「サウンドクリエータ®」は、(株)マーレ フィルターシステムズの登録商標です。
※「サウンドクリエータ®」は、(株)マーレ フィルターシステムズの登録商標です。
トランスミッションは6速マニュアルと6速オートマの2種類
エンジンのパワーを効率よく伝えるトランスミッションは、6速マニュアルと6速オートマの2種類を設定。6速マニュアルは、ショートストローク化による“カチッ”としたスポーティなシフトフィールが特徴、1速から3速までのギアに3層のシンクロリングを組み合わせたトリプルコーンシンクロを採用したことで軽快な操作感も生まれました。
より手軽にスポーツドライビングを楽しめる6速オートマは、世界最速レベルの変速レスポンスを誇る「6-Speed Sport Direct Shift(6-Speed SPDS)」を採用。「G」グレードを除くAT全車にパドルシフトも標準装備し、Mモード(マニュアルモード)と併用することでダイレクトかつスポーティなシフトチェンジを楽しめます。
プラットフォーム~操る楽しさを実感できるFRパッケージ~
低重心・低慣性・コンパクト・軽量化などを追求した「超低重心FRパッケージ」は、大人4名が乗れる室内空間を確保しながらFRスポーツらしいスタイリングとハンドリングを実現! ドライビングポジションは、トヨタ車で最も低い(※1)ヒップポイント400mmとなり、一体感のある走りを生み出します。
さらに2016年のマイナーチェンジでサイド&リヤまわりを中心にスポット打点を追加、リヤラゲージ上部のパネル板厚変更、サスペンションの改良などにより、操縦安定性とハンドリングが向上。リヤスタビライザーに改良が加えられ、加速時のトラクション性能もアップしています。
前後重量配分は、フロント53:リヤ47(※2)と理想的なバランスで、FRらしいピュアな操舵感を実現。コーナリング時の荷重を操り、駆け抜ける楽しさを演出しています。
※1 2017年9月現在
※2 前席2名乗車の値
※2 前席2名乗車の値
実車走行評価と風導実験を繰り返した空力性能
従来のエアロパーツは、いかにダウンフォースを発生させてタイヤを接地させるか、トラクションを稼ぐかに焦点が置かれました。しかし、トヨタ86では、空気の流れを利用して上下左右からクルマを挟み込む「エアロハンドリング」という発想のもとでボディ・エアロパーツを開発。車体を左右から押さえつけて安定させる「エアロスタビライジングフィン」、ルーフ中央を凹ませた「パゴダルーフ」など、ボディ形状の最適化を図り、実車走行評価や風洞実験により操縦安定性を高めています。
軽快なハンドリングを目指した軽量化
走行性能を大きく左右するのが「車重」です。しかし、近年は衝突安全基準への適合、快適装備の充実などにより車重がどんどん重くなる傾向にあります。トヨタ86は、ボディ剛性や衝突安全性能を損なわず、軽快なハンドリングを生み出すために徹底した軽量化に取り組みました。特にフロント部の軽量化に力を入れ、フェンダーの鉄板を薄くしたり、エンジンフードやエンジンアンダーカバーに軽量なアルミ材を使用したり、小さな積み重ねにより車両重量1,200kg台を実現しています。
操る楽しさを追求したトルセンLSD
標準でトルセン®LSD(※)を採用し、FRスポーツらしい操る楽しさが倍増! LSDは、コーナリング中の左右駆動輪のトルク配分を最適化し、トラクションを向上させてくれる重要なパーツでチューニングでも定番。トヨタ86では、「G」グレードAT車を除き、全車でトルセン®LSDを採用しています。
※ LSD:Limited Slip Differential(リミテッド・スリップ・デフ)
■“トルセン®”は、(株)JTEKTの登録商標です。
■“トルセン®”は、(株)JTEKTの登録商標です。
限界走行で安定性を高めてくれる「TRACKモード」
2016年のマイナーチェンジで、車両安定制御システム(VSC)に手が加えられ「TRACKモード」を新たに追加。「TRACKモード」は、限界走行でドライバーのコントロール領域を残しながら、挙動を安定させてスピンなどを防止。サーキット走行などで効果を発揮します。
スタイリング~ワイド&ローを強調した流線型フォルム~
空力性能の良さがひと目でわかるクーペボディ。ワイド&ローを強調したフロントデザイン、コンパクトなキャビンによって生まれた「ハ」の字を強調したワイドスタンスのリヤは、きっと所有欲を満たしてくれるはず! 2016年のマイナーチェンジでBi-Beam LEDヘッドランプ&LEDリヤコンビネーションランプを標準装備、GT“Limited・Black Package”とGT“Limited”では空力性能に特化したウイングタイプのリヤスポイラーが標準装備になりました。
ホイールは、グレードによって異なります。詳しくは「グレード別の主な標準装備比較」にてご説明します。
カラーバリエーション ~外装色7種類、内装色3種類~
ボディカラーは全7種類を用意。「GT“Limited・Black Package”」はクリスタルブラックシリカを除く6色、「GR」はクリスタルホワイトパールのみが選択可能です。ボディカラーのソリッドグレーは、2018年2月生産分で終了となるため、お求めの方はお早めにトヨタモビリティ東京までご相談ください。
インテリアカラーは、「ブラック」「レッド&ブラック」「タン&ブラック」の3色、シート表皮はグレードにより「本皮✕アルカンターラ®(※)」「ファブリック(上級タイプ)」「ファブリック(標準タイプ)」と異なります。
※“アルカンターラ®”は、アルカンターラ社の登録商標です。
ボディカラー
クリスタルホワイトパール<K1X>
※メーカーオプション 32,400円
アイスシルバーメタリック<G1U>
ソリッドグレー<PBA>
※ソリッドグレー<PBA>は2018年2月生産分で終了
ダークグレーメタリック<61K>
クリスタルブラックシリカ<D4S>
ピュアレッド<M7Y>
アズライトブルー<K3X>
インテリアカラー
ブラック
レッド&ブラック
タン&ブラック
グレード別 スペック比較
ここからは、グレードごとの違いを詳しくご説明します。トヨタ86は、全グレードで水平対向4気筒直噴2.0Lエンジン「FA20」を搭載し、後輪駆動(FR)というパッケージングは共通ですが、AT・MTによって最高出力・最大トルク・燃費が異なります。最高出力はAT車が200psでMT車が207ps、最大トルクはAT車が20.9kgf・mでMT車が21.6kgf・m、燃費はAT車が12.4~12.8km/LでMT車が11.8km/Lです。
また、GRのみ専用チューニングが施され、エアロパーツなどの装着によりボディ寸法が異なります。詳細については次項以降でご紹介しますが、まずは基本スペックに違いをご覧ください。
※1 215/45R17 87Wタイヤ+17✕7 1/2J brembo専用アルミホイール(センターオーナメント付)、brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、+10kg増加します。
※2 215/45R17 87Wタイヤ+17✕7 1/2J brembo専用アルミホイール(センターオーナメント付)、brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、+20kg増加します。
※3 16インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、10kg増加します。
※4 215/45R17 87W タイヤ+17×7½J brembo専用アルミホイール(センターオーナメント付)、brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、12.4km/Lとなります。
※5 無鉛レギュラーガソリンをお使いになることもできます。その場合、エンジン性能を十分に発揮できません。
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■エンジン出力表示にはネット値とグロス値があります。[グロス]はエンジン単体で測定したものであり、[ネット]とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。同じエンジンで測定した場合、[ネット]は[グロス]よりもガソリン自動車で約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。
※2 215/45R17 87Wタイヤ+17✕7 1/2J brembo専用アルミホイール(センターオーナメント付)、brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、+20kg増加します。
※3 16インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、10kg増加します。
※4 215/45R17 87W タイヤ+17×7½J brembo専用アルミホイール(センターオーナメント付)、brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキを装着した場合、12.4km/Lとなります。
※5 無鉛レギュラーガソリンをお使いになることもできます。その場合、エンジン性能を十分に発揮できません。
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■エンジン出力表示にはネット値とグロス値があります。[グロス]はエンジン単体で測定したものであり、[ネット]とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。同じエンジンで測定した場合、[ネット]は[グロス]よりもガソリン自動車で約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。
グレード別の主な標準装備比較
エクステリア・インテリア・パフォーマンスなど、グレード別の主な標準装備を比較します。こちらでご紹介している以外にもグレードにより標準装備に違いがありますので、詳しく知りたい方はトヨタモビリティ東京までお気軽にご相談ください。実車のご確認や試乗のご予約も大歓迎です。
ホイール&ブレーキ
エキゾースト
ステアリング
メーター
シート表皮
ブラックで統一した「GT“Limited・Black Package”」
2017年9月の一部改良で追加されたグレードが「GT“Limited・Black Package”」。サイドミラーやリヤスポイラー、アルミホイールをブラックで統一し、brembo社製ブレーキを標準装備した特別モデルです。
GT“Limited・Black Package”専用装備
限定車86GRMNのDNAを受け継いだ「86GR」
TOYOTA GAZOO Racingとしてレースに積極的に参戦しているトヨタ86。世界一過酷なレースとも呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースにも参戦し、2012年のデビューイヤーにクラス優勝、2013年クラス2位、2014年クラス優勝と輝かしい成績をおさめています。それらレース活動で培った経験と技術をフィードバックし、2016年2月に限定100台で販売された究極の86「86GRMN」。そのDNAを受け継ぎ、GTグレードをベースにレーシングカー譲りの走りを追求した市販モデルが「86GR」です。
86GRは、モータースポーツ直系のチューニングパーツを「86GRMN」を生み出した元町工場で1台1台匠の手によって組み上げた特別な1台です。86GRMNと同じ工程を経て生まれたレーシンググレードとも言えるでしょう。設定は6速マニュアル、外装色はクリスタルホワイトパール、内装色はブラックのみのワングレード構成。そのままサーキットを走っても不満の出ないスパルタンなモデルながら、普段使いに使える気軽さ、本物だけが持つ大人の色気が86GRにはあります。
86GT専用装備
トヨタ86を買うには?
トヨタモビリティ東京では、少ない予算でワングレード上の86が購入できる「残価設定型プラン」、毎月のローン支払いがなく新車購入の負担が少ない「残額据置き払い」など、さまざまなプランをご用意しています。
トヨタモビリティ東京では、86の試乗車もご用意し、皆様のお越しをお待ちしております。86GRについては、専門スタッフを配置した「GR Garage」を都内に設置しております。ご試乗予約やお見積もりなどお気軽にお申し付けください。
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