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【2023年最新】車両盗難防止方法をご紹介

投稿日：2022年2月25日
更新日：2023年1月12日

【2023年最新】車両盗難防止方法をご紹介

大切な愛車を盗難から守る！
5つのセキュリティ対策をプロが伝授

　1．車両盗難3つの手口
　2．5つのセキュリティ対策
　3．まとめ
　4．車両盗難防止方法を動画でご紹介

1．車両盗難3つの手口

①リレーアタック
②コードグラバー
③CANインベーダー

①リレーアタック

リレーアタックは車両から離れた場所にある電子キーの電波を機械で増幅、伝達し、あたかも電子キーが車両の近くにある様に錯覚させ、ドアの解錠、ハイブリッドシステム又はエンジンの始動を行い車両を盗み出していく手口といわれています。

②コードグラバー

コードグラバーは電子キー使用時の電波を傍受、複製しスペアキーと同様の物を作成することで、ドアの解錠、システムまたはエンジンの始動を行い車両を盗み出していく手口といわれています。
画像では車両から数ｍの位置で傍受していますが、実際は100ｍ以上離れた場所でも傍受できるそうです。

③CANインベーダー

エンジン、トランスミッション、ブレーキなどを制御する為に多数搭載されているコンピューター同士のコミュニケーション方法にCAN通信と呼ばれるものがあります。
CANインベーダーはそのCAN通信のなかに侵入することで直接ドアの解錠、ハイブリッドシステムまたはエンジンの始動を行い車両を盗み出していく手口といわれています。

参考：
スマートエントリー＆
スタートシステムとは？

最近の手口ではスマートエントリー＆スタートシステムという便利機能が悪用されています。
スマートエントリー＆スタートシステムは電子キー(スマートキー)をカバンなどに入れたままドアの施錠解錠、及びハイブリッドシステム又はエンジンの始動が行える機能です。

１）電子キーを携帯している状態でドアハンドルを握ると解錠できます。

２）電子キーを携帯してスタートボタンを押すとハイブリッドシステム又はエンジンを始動できます。

３）電子キーを携帯している状態でドアハンドルのスイッチに触れると施錠できます。

４）このシステムは、電子キーの検知エリアと呼ばれる範囲内に電子キーが無ければ作動しません。

2．5つのセキュリティ対策

①電子キーの電波の遮断
②ホイールロックの装着
③ステアリングロックの装着
④セキュリティシステムの装着
⑤駐車場所の見直し

①電子キーの電波の遮断

電子キーから発せられる電波を遮断すると、電波の増幅、伝達が難しくなり、リレーアタックに対抗できます。
駐車後、電子キーを保管する際、金属製の箱に入れふたを閉めたり電波を遮断できるキーケースに入れることで電子キーから発している電波を遮断することができます。

※金属の種類により電波の遮断性が弱い場合があるため、電波の遮断性をご確認ください。

【確認方法】
① おクルマのドアを施錠
② 用意した箱などにキーを入れ蓋をする
③ ②を携帯してドアハンドルで解錠操作
④ 解錠されないことを確認

節電モードのご紹介

節電モードに設定すると、スマートキーから発信される電波を停止することができるので、電波を遮断できるケースに収納している状態と同等の効果を得ることができます。
【移行方法】
① スマートキーの施錠ボタンを押しながら解錠ボタンを２回押す
② インジケーターの点滅４回を確認
【解除方法】
① スマートキーのいずれかのボタンを押す
※節電モード設定有無については、おクルマの取扱説明書を確認してください。
リレーアタック防止装置のご紹介「シャットアウト」

「シャットアウト」は車両側に取り付けることでリレーアタックに対抗できる装置です。
この装置はスマートエントリーによるドアの解錠の機能のみ停止できるので、ドアの解錠を電子キーのボタンで行う必要がありますが、毎度電子キーをケースにしまうなどの作業を行う必要は無くなります。
また、車室内に設けたスイッチを操作することで、スマートエントリーによるドアの解錠機能を復帰させることができます。

②ホイールロックの装着

駐車時にホイールロックを装着すると、盗難に掛かる時間が増加し、盗難現場を目撃できる可能性が高まる為、多くの手口に対抗できます。

③ステアリングロックの装着

駐車時にステアリングロックを装着すると、盗難に掛かる時間が増加し、盗難現場を目撃できる可能性が高まる為、多くの手口に対抗できます。

④セキュリティシステムの装着

セキュリティシステムを装着すると、システム起動中の車両に衝撃や不適切な侵入が発生した際に、光や音で車両に異常があることを周囲に知らせることができます。
セキュリティシステムの種類は様々で、異常の検知できる範囲が異なったり、知らせる機能が異なるものもあります。
システムによっては今回ご紹介した盗難手口に対抗できないものもありますが、「こじ開け」や「窓割り」などの無理やり盗難しようとする手口には有効です。

⑤駐車場所の見直し

駐車場所を盗難されにくい場所にしましょう。
いくつか例をご紹介します。

例１）柵の設置
柵やシャッターなどを設置することで、車両を持ち出し難くします。

例２）周囲から見えやすくする
駐車場を明るくするなど周囲から見やすい環境にすることで、盗難現場を目撃できる可能性を高めることができます。

例３）作業スペースをなくす
車両を壁などに寄せて駐車することで盗難時の作業をしにくくします。

3．まとめ

今回の内容は以上です。

セキュリティ対策は多ければ多いほど効果が高まります。
対策商品は今回ご紹介したもの以外にもカー用品メーカーから販売されているものもございます。
もちろん、トヨタモビリティ東京でお取り扱いしている商品も多数ございますので、お気軽にご相談ください。
※装着可否につきましては、車種・年式等により異なりますので、詳しくはトヨタモビリティ東京の店舗スタッフにお問い合わせください。

もし盗難被害に有ってしまった場合は、速やかに警察に連絡をしましょう。
その際、車検証のコピーなど、車両の明細がわかるものがあると連絡がスムーズになるそうです。

また、トヨタモビリティ東京でおクルマをご購入いただいたお客様は、担当スタッフにご連絡ください。
微力ながらご協力させていただきます。

愛車を盗難の魔の手から守り、カーライフをエンジョイしましょう！

ナンバープレートやホイールを狙った盗難の対策品も販売しております。
詳しくは店舗スタッフにお問い合わせください。